丹野 清人/著 -- タンノ,キヨト -- 吉田書店 -- 2013.3 -- 329.91

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 書庫A3層 329.9/タ013 0114986938 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 国籍の境界を考える
書名カナ コクセキ ノ キョウカイ オ カンガエル
副書名 日本人、日系人、在日外国人を隔てる法と社会の壁
著者 丹野 清人 /著  
著者カナ タンノ,キヨト
出版地 東京
出版者 吉田書店
出版者カナ ヨシダ ショテン
出版年 2013.3
ページ数 10,279,13p
大きさ 20cm
一般件名 国籍法 , 日本人(外国在留) , 外国人(日本在留)
内容紹介 グローバル化によってゆらぎ始める親子、家族、婚姻、国籍、労働、人権…。国籍や外国人労働の問題を丹念に追ってきた著者が、社会学の立場から、国籍法違憲判決を分析。労働や雇用問題についても詳説する。
NDC分類(9版) 329.91
ISBN 4-905497-12-7
ISBN13桁 978-4-905497-12-7
定価 ¥2600

目次

序論
  はじめに
  1 本書の目的
  2 なぜ「家族」が問われなければならないのか
  3 本書の構成
第1章 戸籍から考える家族の境界
  はじめに-墓石の社会学
  1 曽祖父要八郎と植民地
  2 身を立てることと家族をもつこと
  3 一五年待たせる男と一五年待った女
  4 戸籍の変遷から考える家族の態様
  5 戦後の要八郎と台湾ナショナリズム
  おわりに-家族の境界、戸籍の境界、履歴書の境界
第2章 「国家を背負う移民」と「国家を背負わぬ移民」
  はじめに
  1 領土拡張と海外移民の一〇〇年
  2 領土の変更と国籍
  3 国籍の境界とゆらぎ
  4 社会保障制度と国籍
  5 管理は権利になるのか
  6 グローバル化と国籍のゆらぎ
  おわりに
第3章 動揺する国民国家を受け止める
  はじめに
  1 日本における国籍概念の変遷
  2 旧国籍法から新国籍法への連続と断絶
  3 日本人の境界
  4 意思と科学にゆれる日本国籍
  おわりに-家を忘れ、家に戻る日本国籍
第4章 日系人から考える日本国籍の境界
  はじめに
  1 日本人になるとは
  2 法務省はいかなる見解をとってきたのか
  3 日本の血統主義とは何であったのか-元祖日本人の発見
  4 元祖日本人が壬申戸籍登載者に求められるのはなぜか
  5 戸籍概念の観念化と国籍上の日本人
  6 日系ブラジル人から見る血統主義の台帳主義への転化
第5章 国籍法の法社会学
  はじめに
  1 「法の問題」と「法を問う問題」
  2 在留特別許可を求めて-東京入管への出頭と退去強制令書発付までの経緯
  3 東京地裁への提起
  4 東京地裁における国と子側の論争
  5 東京地裁の違憲判決にいたる判断過程
  6 最高裁への上告書
  7 国側の答弁書の検討
  8 最高裁判所はどのように判断したか
第6章 定住告示の法社会学
  はじめに
  1 事件の概要
  2 裁判から明らかにされる定住告示改正にいたる経緯
  3 改正された定住告示はいかなる矛盾をはらむようになったか
  4 日系人とは異なる日本人の子
  5 外国人労働者としての「日系人」
  おわりに-判例集を超える裁判研究の必要性と外国人
第7章 外国人労働者問題の根源はどこにあるのか
  はじめに
  1 世界同時不況下の外国人労働者
  2 冗長性問題としての外国人労働者
  3 なぜ外国人は権利なき労働者のままなのか
  4 経済と法の裂け目に落ち込む外国人労働者
  おわりに
第8章 グローバル化時代の働き方を考える
  はじめに-いま何が問われなくてはならないのか
  1 外国人労働者の生活の現実
  2 もの言わぬ労働者とジェットコースター賃金
  3 非正規雇用の本質=ジェットコースター賃金
  4 ジェットコースター賃金の広がりと日本
  おわりに-日系人労働者から見えてくる日本の未来
第9章 国際移民の進化制度論的展開
  はじめに
  1 データと分析方法
  2 デカセギ旅行業の黎明期
  3 デカセギ旅行業の最盛期のビジネスモデル
  4 リーマンショック後のデカセギ旅行社
  5 何が変わって何が続いているのか
  おわりに