工藤 晶人/著 -- クドウ,アキヒト -- 東京大学出版会 -- 2013.3 -- 235.068

※所蔵欄の「帯出区分」が「貸出禁止」のものや、「状態」が「在架」のものは予約できません。

※奄美図書館からの取り寄せは、システムの関係上、来館しての手続きが必要です。

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 書庫B2層 235.0/ク013 0115067795 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 地中海帝国の片影
書名カナ チチュウカイ テイコク ノ ヘンエイ
副書名 フランス領アルジェリアの19世紀
著者 工藤 晶人 /著  
著者カナ クドウ,アキヒト
出版地 東京
出版者 東京大学出版会
出版者カナ トウキョウ ダイガク シュッパンカイ
出版年 2013.3
ページ数 9,302,129p
大きさ 22cm
一般件名 フランス-歴史-19世紀 , アルジェリア-歴史 , 植民地行政
内容紹介 19世紀地中海世界における「ヨーロッパ」と「非ヨーロッパ」の交流と軋轢を描き出し、フランスが北アフリカに及ぼした影響から浮かび上がる「地中海帝国」の片影に迫る。
NDC分類(9版) 235.068
ISBN 4-13-026144-9
ISBN13桁 978-4-13-026144-9
定価 ¥7800

目次

序章 北からのまなざし南からのまなざし
  地中海の一九世紀
  向こう岸からのフランス史
  境域としてのマグリブ
  ポストコロニアルと歴史研究
  本書の構成
  先行研究・史料・用語
第Ⅰ部 一九世紀のアルジェリア人とは何か
  問題の所在
第一章 近世アルジェリアと地中海
  私掠と港市政治体
  戦争と外交
  辺境の地域秩序
  媒介者としてのクルオール
  部族社会とイスラーム
  外部とのつながり
  変化と連続性
第二章 征服とネーション
  自由主義とナショナリテの概念
  ハムダーンの『鏡』と「アルジェリア人」の出現
  コロニストとアンチコロニスト
  トクヴィルとデジョベール
  「アラブのナショナリテ」
第三章 市民と「臣民」
  フランス人とは何か
  属人法規と一八六五年元老院議決
  原住民すなわち臣民
  アラブとベルベル
  先住ユダヤ人の社会的変容
  ヨーロッパ系入植者の道程
  「アルジェリア人」の輻輳
第Ⅱ部 東洋学者の懐疑
  問題の所在
第四章 学知の集積地としてのアルジェリア
  エジプトからセネガルへの結節点
  イスラーム政策の萌芽
第五章 東洋学の主流と傍流
  ハリールの『提要』と翻訳者ペロン
  執行吏カドズの学識
  実務家の知と植民地主義
第六章 法域と法学
  属人主義の原則
  アンディジェナという刑罰制度
  教育機関と法学1
  教育機関と法学2
第七章 土地制度の立法
  所有権について
  植民地化以前の土地制度
  一八五〇年代まで
  一八六三年元老院議決とユルバン
  一八七三年法と土地制度の「フランス化」
第八章 土地権と法解釈
  メルシエとその作品
  ワクフという難問
  アルシュ地をめぐる異説
  閉ざされる言語空間
第Ⅲ部 支配の地域史
  問題の所在
第九章 同化主義と地方行政
  「同化主義」と「間接統治」
  県という外形
  二重化された自治体
  混合自治体制度
  行政官と原住民助役
第一〇章 都市空間のヨーロッパ性
  街区構成の類型
  二重の植民都市オラン
  マイノリティの空間
  分節化された都市
第一一章 空白の土地台帳
  二組の図表
  土地制度改変の概観
  アイン・テムシェントのアーミル族
  区画限定
  一八六三年元老院議決
  一八七三年法
  剝奪と再分配
第一二章 折り重なる領域
  流離のなかのナショナリズム
  郷土の地図化
  入植者の小宇宙
  人口の問題
  歴史の行く先
終章 アルジェリアの「短い一九世紀」