権 東祐/著 -- クォン,トンウ -- 佛教大学 -- 2013.2 -- 164.1

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 書庫A1層 164.1/ク013 0114951247 一般図書   在架
奄美一般 2階閲覧室 1641/ク013 0211459631 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1
奄美一般 1 0 1

資料詳細

タイトル スサノヲの変貌
書名カナ スサノオ ノ ヘンボウ
副書名 古代から中世へ
シリーズ名 佛教大学研究叢書
著者 権 東祐 /著  
著者カナ クォン,トンウ
出版地 京都
出版者 佛教大学
出版者カナ ブッキョウ ダイガク
出版年 2013.2
ページ数 7,294,12p
大きさ 22cm
シリーズ名 佛教大学研究叢書
シリーズ名カナ ブッキョウ ダイガク ケンキュウ ソウショ
叢書巻次 17
一般件名 神話-日本 , 素戔嗚尊
内容紹介 常にアマテラスに対抗する存在として神話研究上に姿をあらわしているスサノヲ。スサノヲを分析することで日本神話がどのように変化してきたのかを説明し、最新の神話研究の成果を踏まえつつその新たな方向性も提示する。
NDC分類(9版) 164.1
ISBN 4-8318-5688-3
ISBN13桁 978-4-8318-5688-3
定価 ¥6800

目次

第一章 スサノヲ研究史と新しい神話研究の眺望
  一、近代日本の国家神道と神話研究の始まり
  二、戦後のマルクス主義と英雄時代論
  三、「王権神話」の構造主義と「発生論」の対立
  四、「作品論」の展開と反発
  五、「中世日本紀」という方法と変容する神話
第二章 『日本書紀』におけるスサノヲの変貌像
  一、問題の提起
  二、『日本書紀』の編纂と注釈としての「一書」
  三、「陰陽」原理の展開と国作りの完成
  四、『日本書紀』の変容
  五、スサノヲの「清心」とアマテラスの「勅」
  六、「罪過」が与えられるスサノヲ
  七、「天神」に「草薙の剣」を献上するスサノヲへ
  八、「一書」に見えるスサノヲの変貌像と新たな神話作りへ
第三章 『古事記』と成長するスサノヲ
  一、『日本書紀』から『古事記』へ
  二、『古事証』のスサノヲ像
  三、成長するスサノヲ
  四、高天原でのウケヒと祓われるスサノヲ
  五、スサノヲ「命」から「大神」へ
  六、「根の堅州国」とスサノヲ
第四章 「日本紀講」と変容する神話
  一、「日本紀講」とは何か
  二、九世紀の神話変容と「日本紀講」
  三、「日本紀講」と『古事記』の位置づけ
  四、九世紀神話変容のバロメーター
  五、『先代旧事本紀』と「日本紀講」
  六、「日本紀講」の継承と新たな神話変容の展開
第五章 『古語拾遺』に見えるスサノヲの変貌像
  一、問題の所在
  二、朝廷の『日本書紀』解釈と『古語拾遺』の編纂
  三、再評価される『古語拾遺』の神話世界
  四、『古事記』と『古語拾遺』
  五、『古語拾遺』におけるスサノヲの誕生とウケヒ
  六、スサノヲの「天罪」と「大祓」
第六章 『先代旧事本紀』におけるスサノヲの変貌
  一、『先代旧事本紀』の神話テキストとしての位置づけ
  二、新たな神話作りの目的と「網羅性」
  三、スサノヲの誕生
  四、アマテラスを支える神、スサノヲ
  五、出雲の熊野杵築で祭られるスサノヲ
第七章 『釈日本紀』におけるスサノヲ像(Ⅰ)
  一、「日本紀講」の継承と変容する『釈日本紀』
  二、『釈日本紀』の成立と評価をめぐる議論
  三、「日本紀講」から離脱する『釈日本紀』
  四、卜部氏の変貌と『日本書紀』研究会
  五、「善悪不二邪正一如」によって再解釈されるスサノヲの神格
第八章 『釈日本紀』におけるスサノヲ像(Ⅱ)
  一、問題の提起
  二、祇園社御霊会の成立
  三、祇園社の祭神について
  四、御霊信仰の変化と卜部氏
  五、疫病の根拠地
  六、「祝詞」の再解釈とスサノヲの変貌
  七、卜部兼文のスサノヲ像づくり
結語と展望