刑部 芳則/著 -- オサカベ,ヨシノリ -- 吉川弘文館 -- 2012.12 -- 210.098

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 書庫B2層 210.09/オ012 0115582520 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 明治国家の服制と華族
書名カナ メイジ コッカ ノ フクセイ ト カゾク
著者 刑部 芳則 /著  
著者カナ オサカベ,ヨシノリ
出版地 東京
出版者 吉川弘文館
出版者カナ ヨシカワ コウブンカン
出版年 2012.12
ページ数 8,386,16p
大きさ 22cm
一般件名 装束 , 華族 , 日本-歴史-明治時代
内容紹介 維新後に導入された和装から洋装へという明治国家の新しい服制は、どのような過程を経て創設されたのか。服制改革や麝香間祗候などに光を当て、服制の変化と華族階層における役割意識の違いを検討し、明治国家の本質を探る。
NDC分類(9版) 210.098
ISBN 4-642-03816-4
ISBN13桁 978-4-642-03816-4
定価 ¥12000

目次

序章 服制と華族の研究状況と課題
  一 服制と華族の研究史
  二 服制と華族の研究意義
  三 本書の視角と構成
Ⅰ 明治国家の服制形成
第一章 維新政府の服制論議
  はじめに
  一 公家と武家の服装観
  二 服制考案と服制論議
  三 藩士の帯刀意識
  四 服制統一論の展開
  五 四民平等の萌芽
  六 維新官僚の服装観と服制改革
  おわりに
第二章 服制改革の実施
  はじめに
  一 岩倉使節と洋式礼服の必要性
  二 太政官左院の大礼服制調査と岩倉使節
  三 文官大礼服の着用問題
  四 大礼服制と祭服
  おわりに
第三章 明治天皇の服制改革
  はじめに
  一 天皇の生活習慣と宮中刷新
  二 天皇の洋装と可視化
  三 服制と服装の二面性
  おわりに
第四章 服制改革の反動
  はじめに
  一 島津久光の服制構想
  二 府県の散髪・脱刀政策
  三 帯刀禁止令の実施
  四 華族の直垂代用
  五 久邇宮朝彦親王の祭服着用
  おわりに
第五章 階級秩序の制度的完成
  はじめに
  一 勲章制度の創出と叙勲対象論議
  二 文官大礼服制の弊害
  三 新華族の創設と位階の存続
  四 大礼服制の整備
  五 華族制度と麝香間祗候
  おわりに
Ⅱ 華族の役割意識
第一章 華族会館の設立と展開
  はじめに
  一 華族会議構想の挫折
  二 通款社と麝香間祗候の統合
  三 華族会館の設立と規則案の修正
  四 華族会館設立後の紛糾
  おわりに
第二章 麝香間祗候の政治運動
  はじめに
  一 麝香間祗候の政治的結集
  二 左大臣島津久光への期待
  三 立憲制創始と麝香間祗候の動揺
  おわりに
第三章 華族への期待と資質
  はじめに
  一 京都華族の政治的覚醒
  二 京都華族の生活
  三 学習院分院設置請願と会館改革問題
  おわりに
第四章 華族の政治的役割と文化的役割
  はじめに
  一 華族会館改革案の創出
  二 麝香間祗候の文化的結集
  三 金曜会と会館議員の要望
  四 会館紛糾の拡大と収束
  おわりに
第五章 麝香間祗候の歴史編纂事業
  はじめに
  一 「公事録」編纂事業の創出
  二 「徳川礼典録」編纂事業
  三 岩倉具視の宮中儀礼構想
  四 島津久光と事蹟編纂
  おわりに
終章 明治国家の服制と華族
  一 明治国家の服制形成
  二 華族の役割意識