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資料詳細

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目次

序章 近現代イギリスにおける福祉ボランタリズム

  1 「ボランティア」を歴史的に考える

  2 社会をみる眼とフィランスロピー

  3 福祉ボランタリズムという視角

  4 本書のパースペクティヴ

  5 福祉社会と福祉国家のあいだ

前史 現代チャリティ法制の一起源

  1 慈善信託法を論じる意義

  2 法案提出の歴史的前提

  3 法案審議の弁証法的過程

  4 利害と理念の衝突

  5 1853年法とその後

第Ⅰ部 営利とフィランスロピー

第1章 チャリティの倫理と資本主義の精神

  1 問題状況

  2 5%フィランスロピーの諸事例

  3 5%フィランスロピーの意義と可能性

第2章 企業福祉と社会福祉

  1 イギリスにおける企業福祉の展開

  2 ジョーゼフ・ラウントリーのフィランスロピー

  3 B.シーボーム・ラウントリーによる社会福祉と企業福祉

  4 企業福祉から社会福祉へ

第Ⅱ部 共同体への志向

第3章 模範の工場村と公共制度

  1 模範の工場村をめぐって

  2 ハリファクスにおける模範の工場村

  3 ハリファクスの公共制度と模範の工場村

  4 社会改良と階級間の調和

  5 地域社会からみた19世紀の模範の工場村

第4章 ロンドン住民の健康と帝都の美観

  1 首都におけるオープン・スペースの整備とミース伯爵

  2 ミースの生涯と19世紀末における活動

  3 1880年代のオープン・スペース論：都心部における庭園とプレイグラウンド

  4 1890年代におけるオープン・スペース論：郊外の空間とその連結路

  5 ロンドン住民にとっての自然の空間

  6 オープン・スペース整備における「もう一つの」潮流

第Ⅲ部 国家との関係

第5章 福祉の分業の隘路

  1 20世紀への転換期における失業者対策と私的慈善

  2 「リスペクタブルな」・「支援に値する」失業者

  3 私的慈善の興隆と慈善組織協会(COS)

  4 19世紀末期の「科学的慈善」運動：理想と現実の乖離

  5 断絶性と連続性

第6章 チャリティでも,社会主義でもなく

  1 世紀転換期における友愛組合の苦悩

  2 全国預金友愛組合の誕生

  3 全国預金友愛組合の成長

  4 全国預金友愛組合の給付・預金制度

  5 老齢給付と国家的老齢年金をめぐる論争

  6 新しい「福祉の複合体」のかたち

第7章 変容する福祉実践の場と主体

  1 別居手当に関する研究の現状と課題

  2 歴史的背景

  3 第一次世界大戦期の別居手当をめぐる議論と制度の運営

  4 普遍的な家族手当構想への道

  5 別居手当から家族手当へ：変容する福祉実践の場と主体

現代 ボランタリー・セクターと国家の現在

  1 ボランタリー・セクターと国家との関係の歴史的変遷

  2 ボランタリー・セクター,ボランタリー・アクションへの探究

  3 ブレア労働党におけるボランタリー・セクター政策

  4 ボランタリー・セクターの価値への問いかけ

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