渡辺 美季/著 -- ワタナベ,ミキ -- 吉川弘文館 -- 2012.6 -- 219.9

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 書庫B2層 219.9/ワ012 0114865991 一般図書   貸出中
奄美一般 郷土資料コーナー K27.6/ワ012 0230270035 郷土資料   在架
奄美一般 書庫2層 K27.6/ワ012 0230299505 郷土資料 貸出禁止 在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 1 0
奄美一般 2 0 1

資料詳細

タイトル 近世琉球と中日関係
書名カナ キンセイ リュウキュウ ト チュウニチ カンケイ
著者 渡辺 美季 /著  
著者カナ ワタナベ,ミキ
出版地 東京
出版者 吉川弘文館
出版者カナ ヨシカワ コウブンカン
出版年 2012.6
ページ数 9,309,7p
大きさ 22cm
一般件名 沖縄県-歴史 , 日本-対外関係-中国-歴史
内容紹介 琉球をめぐる徳川幕府と明清政府との支配秩序の中で、双方を仲介・調整しつつ、自国の安定化を志向する国家運営はいかに展開されたか。外交実態や意識構造を探り、琉球固有の歴史的意義を東アジアの国際環境の中に位置づける。
NDC分類(9版) 219.9
ISBN 4-642-03452-4
ISBN13桁 978-4-642-03452-4
定価 ¥10000

目次

序章 研究の動向と関心の所在
  はじめに
  一 時代背景
  二 研究の動向
  三 本書の課題
  四 本書の構成
第一部 狭間の形成
第一章 琉球人か倭人か-一六世紀末から一七世紀初の中国東南沿海における「琉球人」像-
  はじめに
  一 五つの「誤認」事例
  二 「琉球人」か「倭人」か-判断するということ-
  三 「琉球人」か「倭人」か-判断される人々-
  おわりに
第二章 琉球侵攻と日明関係
  はじめに
  一 島津氏の琉球侵攻とその前史
  二 明への報知とその反応
  三 明の硬化と琉球の日明仲介行動
  四 十年一貢への挑戦
  おわりに
第三章 近世琉球と明清交替
  はじめに
  一 近世琉球と明清交替
  二 対清外交と三藩の乱-「忠誠物語」の成立と利用-
  三 太平天国の乱と明清交替
  おわりに
第二部 狭間の運営
第一章 中日の支配秩序と近世琉球-「中国人・朝鮮人・異国人」漂着民の処置をめぐって-
  はじめに
  一 琉球侵攻以前の漂着
  二 日本による規制
  三 清による漂着民の保護・送還令
  四 清日による規制の定着
  おわりに
第二章 近世琉球における漂着民の船隻・積荷の処置の実態-中国と日本の狭間で-
  はじめに
  一 漂着民の船隻・積荷の処置に関する中日の支配秩序
  二 「商売厳禁」を支える構造
  三 「商売厳禁」の限界と王府
  おわりに
第三章 近世琉球と「日本の国境」-唐人証文の分析-
  はじめに
  一 中国人漂着民とキリシタン禁制
  二 幕藩制と唐人証文
  おわりに
第四章 清に対する琉日関係の隠蔽と漂着問題
  はじめに
  一 琉球人の中国(清)漂着時における隠蔽行為
  二 中国人・朝鮮人漂着民に対する隠蔽行為
  おわりに
第三部 狭間の思想
第一章 近世琉球の自意識-御勤と御外聞-
  はじめに
  一 琉球の御勤-蔡温の思想-
  二 士の勤め-御勤と御外聞-
  三 自意識と中・日関係-御外聞の諸相-
  おわりに
終章 近世琉球と中日関係
  はじめに
  一 狭間の形成
  二 狭間の運営
  三 狭間の思想
  四 近世琉球の国家的特質と歴史的意義
  おわりに