三島 暁子/著 -- ミシマ,アキコ -- 思文閣出版 -- 2012.2 -- 768.2

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 書庫A5層 768.2/ミ012 0114819584 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 天皇・将軍・地下楽人の室町音楽史
書名カナ テンノウ ショウグン ジゲ ガクジン ノ ムロマチ オンガクシ
著者 三島 暁子 /著  
著者カナ ミシマ,アキコ
出版地 京都
出版者 思文閣出版
出版者カナ シブンカク シュッパン
出版年 2012.2
ページ数 8,338,11p
大きさ 22cm
一般件名 雅楽-歴史 , 日本-歴史-室町時代
内容紹介 南北朝・室町時代を通じて天皇・将軍が奏したことにより、権威のシンボルとなった「笙」。天皇家・将軍家の笙の御師範として重要な役割を果たした地下楽人豊原氏の活動に注目し、権威に密接に関わった音の文化を論じる。
NDC分類(9版) 768.2
ISBN 4-7842-1609-3
ISBN13桁 978-4-7842-1609-3
定価 ¥6600

目次

序章
Ⅰ 南北朝・室町時代の笙の楽家豊原氏
第一章 豊原嫡流嫡家の継承をめぐって
  はじめに
  一 「英秋当道相伝之事」にみる豊原英秋
  二 十五歳以降の豊原英秋
  三 中継ぎとしての豊原英秋
  四 庶家の自立と嫡流嫡家
  <付論> 京都大学附属図書館蔵『瑞鳳集』の奥書をめぐって
第二章 笙の楽家豊原の龍秋流と惟秋流
  はじめに
  一 醍醐寺『枝葉鈔』所収「楽所系図」にみる龍秋流と惟秋流
  二 豊原龍秋と豊原惟秋の時代
  三 東山御文庫『楽師豊原氏系図抄』と豊原定秋
  四 豊原嫡流の「当家説」
Ⅱ 足利将軍家と笙
第三章 将軍家天神講と奏楽
  はじめに
  一 足利尊氏の天神講史料
  二 天神講の催された場
  三 将軍家天神講から法身院天神講へ
  四 土御門天神講
  五 法身院天神講舞楽の役割
  おわりに
第四章 将軍が笙を学ぶということ
  はじめに
  一 足利将軍家と笙
  二 笙の相承系譜における源義光
  三 足利基氏と笙
  四 将軍の「笙始」と御動座
  五 将軍家の銘器「達智門」
  おわりに
Ⅲ 後光厳流天皇家と笙
第五章 南北朝・室町時代の宮中御八講
  はじめに
  一 延徳二年御八講の開催
  二 宸筆御八講の先例
  三 記録された宮中御八講
  四 『延徳御八講記』の役割
  おわりに
第六章 御懺法講への転換と定着
  はじめに
  一 宮中での二つの追善儀礼
  二 御懺法講の記録と法会の特徴
  三 四度の御懺法講
  四 宸筆御八講から御懺法講へ
  おわりに
第七章 南北朝・室町時代の追善儀礼と公武関係
  はじめに
  一 追善儀礼の流れ
  二 天皇・上皇が営む前将軍の追善儀礼
  三 足利義満と法華懺法
  四 仙洞での追善儀礼
  おわりに
Ⅳ 笙の公武御師範と豊原家嫡流
第八章 三代の御師範豊原縁秋
  はじめに
  一 室町時代の笙御師範
  二 笙一座と豊原久秋
  三 豊原縁秋御師範の賞と加階
  四 堂上楽人と地下楽人
  おわりに
第九章 豊原統秋と『體源鈔』研究の展望
  はじめに
  一 『體源鈔』の研究基盤
  二 『體源鈔』の概要と引用楽書
  三 『體源鈔』にみえる豊原家祖先の記
  四 豊原統秋と『體源鈔』の理解にむけて
終章