松沼 美穂/著 -- マツヌマ,ミホ -- 法政大学出版局 -- 2012.1 -- 235.068

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 書庫B2層 235.0/マ012 0114798564 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 植民地の<フランス人>
書名カナ ショクミンチ ノ フランスジン
副書名 第三共和政期の国籍・市民権・参政権
著者 松沼 美穂 /著  
著者カナ マツヌマ,ミホ
出版地 東京
出版者 法政大学出版局
出版者カナ ホウセイ ダイガク シュッパンキョク
出版年 2012.1
ページ数 4,174,93p
大きさ 22cm
一般件名 フランス-歴史-19世紀 , フランス-歴史-20世紀 , 植民地行政
内容紹介 19世紀末以降、世界第2の植民地帝国を形成したフランス。民主主義と人権の共和国はいかにして他民族支配を正当化しえたのか。多様な現地住民の帝国への「包摂と排除」のメカニズムを法制度的観点から明らかにする。
NDC分類(9版) 235.068
ISBN 4-588-37710-5
ISBN13桁 978-4-588-37710-5
定価 ¥4200

目次

はじめに
  一 国民国家と帝国支配
  二 フランス植民地史における法制史
第一章 市民と臣民
  一 共和国の国民の定義
  二 植民地における国籍・市民権・参政権
  三 臣民としての「原住民」-原住民法
  四 臣民から市民への移行
第二章 フランス植民地主義における「同化」
  一 問題の所在
  二 共和主義者の植民地統治理念としての同化
  三 現地先住民の同化
  四 現地先住民の教育
  五 同化から協同へ?
  六 イギリス流間接統治vsフランス流同化主義?
  七 「フランス=同化」というイメージ
第三章 インド所領
  一 フランス領インド五所領における属人的地位と参政権
  二 属人的地位の放棄
  三 複数の選挙人団
  四 インド域外におけるインド人
  五 包摂と排除の併行
第四章 セネガル四都市
  一 住民の法的地位と参政権
  二 セネガル「住民」の参政権と市民権に対する攻撃
  三 ディアニュ法-兵役と市民
  四 ディアニュ法に対する批判
  五 植民地における共和主義のシンボル
第五章 アルジェリア
  一 本土の延長としてのアルジェリア
  二 一八六五年元老院決議まで
  三 クレミュー・デクレ
  四 ふたつの法規の帰結-宗教を理由とする法的地位の違い
  五 原住民の帰化
  六 外国人の帰化
  七 法的地位の異なる男女間の結婚
  八 ムスリムのキリスト教への改宗
  九 市民、フランス人、ヨーロッパ人、アルジェリア人-非ムスリムというカテゴリー
第六章 血統と文化によるフランス人種
  一 「混血問題」の浮上
  二 混血をめぐる帝国地図
  三 混血の法的地位に関する原則
  四 混血であることの認定方法-見かけと立ち居ふるまい
  五 一九二八年十一月四日のデクレ
  六 人種としてのヨーロッパ
第七章 「アジア人」から「ヨーロッパ人」へ
  一 植民地、国際法、外国人
  二 インドシナでの日本人の地位の変更要求
  三 インドシナ総督府の認識
  四 日仏協約-転換点
  五 植民地支配とヨーロッパ
  六 帝国主義体制の動揺と補強
おわりに