丸山 俊明/著 -- マルヤマ,トシアキ -- 昭和堂 -- 2011.12 -- 317.7962

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 書庫A3層 317.7/マ011 0114797996 一般図書   在架

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館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 京都の町家と火消衆
書名カナ キョウト ノ マチヤ ト ヒケシシュウ
副書名 その働き、鬼神のごとし
著者 丸山 俊明 /著  
著者カナ マルヤマ,トシアキ
出版地 京都
出版者 昭和堂
出版者カナ ショウワドウ
出版年 2011.12
ページ数 16,481p
大きさ 22cm
一般件名 消防-京都市 , 火消 , 町屋-京都市 , 民家-京都市 , 日本-歴史-江戸時代
内容紹介 江戸時代、京都の町を火事から守ったのは誰だったのか。多数の史料を交えて解き明かすとともに、町家の建築的特徴の変遷を通し、江戸時代から近代までの消防政策や京都特有の行政体制を概観する。
NDC分類(9版) 317.7962
ISBN 4-8122-1154-0
ISBN13桁 978-4-8122-1154-0
定価 ¥7000

目次

<序章>江戸時代の京都の火事
<第一章>京都の消防指揮権
  第一節 大名火消は京都の消防司令官だったのか?
  第二節 所司代-町奉行-町奉行所の消防
  第三節 町奉行の指揮権の検証
  第四節 まとめ、火事場の指揮官は月番町奉行
  付記 愛宕さんの火難除け
<第二章>京都の町火消
  第一節 京都の町火消はいつも逃げ隠れ?
  第二節 江戸時代初期町火消の成立
  第三節 江戸時代前期町火消の整備
  第四節 江戸時代中期町火消の改革
  第五節 町火消という制度における町人消防の評価
  第六節 江戸時代後期町火消の廃止と実際
  第七節 町火消の体制
  第八節 町人の消防姿
  第九節 まとめ、町火消は大切之御事に御座候
<第三章>譜代藩の禁裏御所方火消と京都火消
  第一節 その働き、鬼神のごとし
  第二節 京都の大名火消の制度的変遷
  第三節 『京都火之御番諸事覚』にみる亀山藩の消防方針
  第四節 亀山藩大目付『勤用式』にみる京都火消の往還
  第五節 「町方火事場定」にみる亀山藩の町家消防手順
  第六節 京都火消は町々の火事に有効だったのか
  第七節 まとめ、最初防ぎ候場所は捨て置き
  付記 京都火消の守り神
<第四章>御所群は京都で最重要の消防対象
  第一節 最重要の消防対象とは?
  第二節 御所の消防と所司代の役割に関する先行研究
  第三節 町奉行所が直接指揮する人足
  第四節 御所の消防に関する町奉行所の方針と所司代の役割
  第五節 まとめ、極意は禁裏守護
  付記一 出火者の処分目的
  付記二 公家町の守り狐
<第五章>畿内・近江小藩の京都火消、京都常火消
  第一節 遠路はるばる京都の火役
  第二節 史料からみる京都火消
  第三節 史料からみる京都常火消
  第四節 建物構成からみる京都火消と京都常火消
  第五節 まとめ、短命に終った畿内・近江小藩の大名火消
  付記 畿内・近江小藩の消防の永続性
<第六章>妙法院御火消という寺社火消の実態
  第一節 お坊さんの消防ではない寺社火消とは?
  第二節 大名火消が記録する妙法院火消
  第三節 享保七年の消防改革以前
  第四節 享保七年の京都の消防改革と妙法院火消
  第五節 消防改革以降の妙法院火消
  第六節 まとめ、妙門様御人数消しおり候
  付記 全国の町家に最大被害をあたえた火事
<第七章>東塩小路村百姓の消防と京都代官所
  第一節 丸太や農具で打ち砕く消防とは?
  第二節 京都近郊農村の消防分担
  第三節 洛中農村の消防記録
  第四節 元治大火における東塩小路村の百姓消防
  第五節 東塩小路村百姓と京都の消防との関わり
  第六節 まとめ、ここを最後と防ぎ候
  付記 龍吐水というもの
<第八章>町家の軒先の板、京都にだけあった火消拒否のしるし
  第一節 町家の軒先に立つ板は何のため?
  第二節 軒先の板の性格
  第三節 絵画史料の再検討
  第四節 町奉行所の触書にみる諸役免除札・寄宿免除札
  第五節 諸役免除札の動向
  第六節 まとめ、うちの屋根に上がらんといて、の栅
  付記 諸役免除の廃止とその後
<第九章>町家の看板、京都の設置許可申請は火消のため
  第一節 看板が火消衆の邪魔になる?
  第二節 看板の種類
  第三節 大坂の看板設置許可申請
  第四節 京都の看板に関わる申請例
  第五節 京都の看板に関わる町奉行所の触書
  第六節 本章のまとめ、看板は往来の妨にならざる様
  付記 京都の町家と京町家
<第一〇章>江戸時代の京都の木戸門
  第一節 京都の木戸門の役割
  第二節 絵画史料にみる門柱の掘立と控柱
  第三節 木戸門普請史料にみる控柱の有無と基礎
  第四節 福長町の木戸門の控柱と基礎
  第五節 まとめ、京都の木戸門の形式変化
  付記 六本構造の木戸門と評価された中世の発掘遺構
<第一一章>木戸門の場所は、町域の境界ではなく支配の境界
  第一節 二種類の四辻、知られざる発生経緯
  第二節 『三条衣棚町文書』にみる木戸門
  第三節 一町の支配がおおう四辻
  第四節 二種類の四辻が生まれたわけ
  第五節 まとめ、天正突抜で生まれた新型四辻
  付記 近代初頭の軒役の変質
<第一二章>祇園祭の山鉾巡行と木戸門
  第一節 群衆の海をいく山鉾と木戸門の関係とは?
  第二節 町奉行所の触書にみる木戸門の設置と維持管理
  第三節 四条通の凾谷鉾町の木戸門取り外し
  第四節 木戸門脇塀と鉾の相対関係
  第五節 特別扱いであった四条通沿いの木戸門
  第六節 まとめ、京都だから許された木戸門の取り外し
  付記 木戸門修理中の須戸の形式
<結章>京都の町家と火消衆
  第一節 古代から中世の小家と棟割長屋
  第二節 近世初頭から宝永大火までの町家と火消・木戸門
  第三節 享保改革後の町家と火消・木戸門
  第四節 町奉行所に所属する専門人足の雇用
  第五節 譜代藩の大名火消制度
  第六節 天明大火と京都
  第七節 御所という存在
  第八節 明治維新後の状況と木戸門の消滅
  第九節 結び、近世京都の都市空間構造