梯 久美子/著 -- カケハシ,クミコ -- 角川書店 -- 2011.7 -- 916

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 書庫A1層 916/カ011 0114704877 一般図書   在架
奄美一般 3階閲覧室 916/カ011 0211388277 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1
奄美一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 昭和二十年夏、子供たちが見た日本
書名カナ ショウワ ニジュウネン ナツ コドモタチ ガ ミタ ニホン
著者 梯 久美子 /著  
著者カナ カケハシ,クミコ
出版地 東京
出版者 角川書店
出版者カナ カドカワ ショテン
出版年 2011.7
ページ数 314p
大きさ 20cm
一般件名 太平洋戦争(1941〜1945)
内容紹介 角野栄子、児玉清、舘野泉、辻村寿三郎、倉本聰、五木寛之ら10人が、子供時代に体験した戦争と戦後を語る。『本の旅人』連載を書籍化。あの戦争の証言を綴るシリーズ第3弾。
NDC分類(9版) 916
ISBN 4-04-885098-8
ISBN13桁 978-4-04-885098-8
定価 ¥1700

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
私は疎開してみたかったのね。違うところに行ったら、違う世界が見えるんじゃないか、別の運命があるんじゃないか。そう思ったの。 角野 栄子/述
そうしたらね、入ってきたんですよ。ジープを先頭に。ついこの前まで、鬼畜米英と思っていたんだけど、目の前で見ると、やっぱり輝いて見えてしまう。 児玉 清/述
僕は、いい時代に育ったと思っているんです。敗戦直後の、ものすごく自由で解放された雰囲気。誰もが貧しかったけれど、活気があった。 舘野 泉/述
原爆ドームに行ってみたら、ふっと出てきたんです。ええ、みっちゃんが猫を抱いていて。あの猫はね、冷たかった。死んでる猫だったのよ。 辻村 寿三郎/述
あのころは女学生も来て、僕の見ている前で打っていた。僕、聞いたんですよ。「なんでヒロポン打つの」って。そしたら「瘦せたいから」。 梁 石日/述
出征した担任教師が戦死。これからまだまだ、いろいろなことが起こるにちがいないと思いました。とにかく憂鬱でした、世界が。 福原 義春/述
ええ、私にはわかっていました。この人たちはもうすぐ死んでいくんだって。一度飛び立ったら還ってきてはいけないということも。 中村 メイコ/述
終戦後の大連ではコックリさんが大流行しました。大の大人が「コックリさん、コックリさん、私たちはいつ帰れますでしょうか」とやる。 山田 洋次/述
僕はたぶんあのとき、心底怖かったんだと思います。もしかしたら僕があの浮浪児になっていたかもしれない。何かが間違ったら、あの少年は僕だったかもしれない、と。 倉本 聰/述
少なくとも兵士は銃を持って戦場に出た。でも一般の市民は、誰も守ってくれない無法状態の中に丸腰のまま放り出されたのです。 五木 寛之/述