花里 孝幸/著 -- ハナザト,タカユキ -- 筑摩書房 -- 2011.3 -- 468

※所蔵欄の「帯出区分」が「貸出禁止」のものや、「状態」が「在架」のものは予約できません。

※奄美図書館からの取り寄せは、システムの関係上、来館しての手続きが必要です。

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
奄美一般 世界遺産コーナー 468/ハ011 0211529482 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
奄美一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 生態系は誰のため?
書名カナ セイタイケイ ワ ダレ ノ タメ
シリーズ名 ちくまプリマー新書
著者 花里 孝幸 /著  
著者カナ ハナザト,タカユキ
出版地 東京
出版者 筑摩書房
出版者カナ チクマ ショボウ
出版年 2011.3
ページ数 185p
大きさ 18cm
シリーズ名 ちくまプリマー新書
シリーズ名カナ チクマ プリマー シンショ
叢書巻次 155
一般件名 生態学
児童内容紹介 きれいな湖に魚はすまない。緑に濁った湖のほうが、生物多様性が高い。都会のコンクリートジャングルにも生態系がある。トキの放鳥が、安定した佐渡の生態系を変える可能性がある…。プランクトンなど微小生物の世界を観察して見えてきた、生態系の本当の姿を紹介する。
内容紹介 生息するプランクトンの種類や数で湖を観察すると、タフで豊かな生態系のようすが見えてくる。自然環境について、手前勝手な思い込みは捨てよう。生態系・生物多様性に関する現代人の偏った常識を覆す生態系論。
NDC分類(9版) 468
ISBN 4-480-68857-6
ISBN13桁 978-4-480-68857-6
定価 ¥780

目次

序章 生態系ということばの誤解を解く
  生態系ということば/生き物の体をつくっている物質/窒素とリン/太陽エネルギー
第1章 プランクトンから生態系を学ぶ
  湖の生態系/湖と森林の生態系の違い/湖の中の世界-アオコ/諏訪湖の中の環境/大量の酸素が溶け込んでいる諏訪湖の水/湖底の酸素濃度はなぜ低いのか/なぜアルカリ性の強い水質なのか/湖の環境は深さによって異なる/地球生態系内の人は、湖の生態系内の微生物?/環境を巧みに利用する生物たち/ミジンコが赤くなる理由/生態系はほんとうに破壊されるのか?/都市のカラスにつながる食物連鎖/環境を大きく変えるのは人間だけではない
第2章 生態系の中の生き物たち
  湖での生態系研究が有効な理由/小さなゾウミジンコはなぜ増える?/魚が、湖を緑に濁らせる/アメリカ・セバーソン湖で起きたこと/「冬殺し」が湖全体に与えた影響とは/白樺湖のバイオマニピュレーション/アメリカ・イエローストーン国立公園で起きたこと/湖水中のリンの循環/全リン濃度を考える/リンの状態を、どう読むか/緑の森と緑の湖の共通点/細胞の大きさと栄養の取り込み効率の関係/細胞が小さいと食べられやすい/「群体」の形成/群体の長所・短所/環境が変わり生態系の機能が変わる
第3章 生物多様性を考える
  トキの保護・放鳥は何をもたらすか/トキには棲みにくい場所になった/外来種はほんらい容易に侵入できない/トキが害鳥になるかもしれない/“生物多様性”でなく生態系の変化/水質を浄化すると魚は減る/生物多様性と富栄養度の関係/富栄養化は環境を不均一にする/化石燃料が人間をはびこらせた/アオコが死んでヘドロになると/ヘドロは悪いものなのか?/人間中心の見方でしかない/干潟ではなぜ生物多様性が高いのか/ヘドロは嫌われ、干潟が歓迎されるのはなぜか?/人間が地球を富栄養化している
第4章 生態系のバランスを考える
  外来種と漁業/アユの放流は許されるのに/かつてワカサギも害魚だった/「アユ一〇〇万匹を呼び戻そう」を疑う/水草退治の影響/外来水草を運び込んだのは漁業関係者?/子どもを使った放流イベントの怪しさ/仮説を立てて実験すること/野外実験での苦い経験/セイヨウタンポポ駆除大作戦に思う/餌目当てのハクチョウに敵意を抱く/生態系のバランスを意識すること
少し長いあとがき
参考文献