伊藤 聡/著 -- イトウ,サトシ -- 法藏館 -- 2011.1 -- 172

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 書庫A1層 172/イ011 0114924103 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 中世天照大神信仰の研究
書名カナ チュウセイ テンショウ ダイジン シンコウ ノ ケンキュウ
著者 伊藤 聡 /著  
著者カナ イトウ,サトシ
出版地 京都
出版者 法藏館
出版者カナ ホウゾウカン
出版年 2011.1
ページ数 14,668,20p
大きさ 22cm
一般件名 天照大神 , 神仏習合
内容紹介 密教教説によって根本的変貌を遂げたアマテラス。その思想運動の中核をなす伊勢神宮や天照大神の言説に焦点を絞り、従来不可解とされてきた中世神道説の核心に迫る。
NDC分類(9版) 172
ISBN 4-8318-6028-6
ISBN13桁 978-4-8318-6028-6
定価 ¥12000

目次

緒言
  一 研究史
  二 本書の意図と構成
第一部 天照大神と大日如来の習合
第一章 天照大神・大日如来同体説の形成
  はじめに
  一 天照大神・大日如来同体説の発生
  二 橘諸兄参宮譚の成立
  三 行基参宮譚とその周辺
  四 曼荼羅としての伊勢神宮
  おわりに
第二章 大日本国説
  はじめに
  一 大日印文
  二 独鈷形としての日本
  三 独鈷・三鈷・五鈷説と曼荼羅説
  おわりに
第三章 第六天魔王譚の成立
  はじめに
  一 第六天魔王譚の問題点
  二 国譲り神話としての第六天魔王譚
  三 伊舎那天の領国としての日本
  四 第六天魔王としての伊舎那天
  おわりに
第四章 第六天魔王譚と荒神信仰
  はじめに
  一 真福寺蔵『三種神祇并神道秘密』の第六天魔王譚
  二 荒神としての第六天魔王
  三 荒神の性格
  四 荒神・聖天・第六天魔王
  おわりに
付論 鎌倉期両部神道書における梵天王説
  はじめに
  一 『大和葛城宝山記』に見える梵天王説
  二 外宮=尸棄大梵天王・内宮=光明大梵天王説
  三 「尸棄」の語義
  おわりに
第二部 変容する天照大神
第一章 天照大神・十一面観音同体説の形成
  はじめに
  一 天照大神・観音同体説の発生
  二 観音=日天子説について
  三 伊勢・長谷同体信仰の進展
  四 伊勢神宮における天照大神・十一面観音同体説の登場
  五 宝誌和尚をめぐる諸問題
  六 神道切紙に見える同体説の諸相
  おわりに
第二章 二間観音と天照大神
  はじめに
  一 二間観音と内侍所の習合
  二 慈円の如意輪本尊説
  三 隆聖について
  四 理性院流との関係
  おわりに
第三章 天照大神・空海同体説
  はじめに
  一 天照大神・空海同体説の成立
  二 『太神宮本地』について
  三 空海高宮入定説について
  おわりに
第四章 外宮高倉山浄土考
  はじめに
  一 『高庫蔵等秘抄』
  二 天岩戸・高天原としての高倉山
  三 高宮坂下の霊鏡と空海入定説
  四 神宮の烏
  五 兜率浄土としての高倉山
  おわりに
付論 称名寺の中世神道聖教
  はじめに
  一 称名寺伝来の伊勢神宮関係の伝書
  二 素睿書写の折本類の検討
  三 『天照大神儀軌』派生のテキスト群
  四 伊勢神宮と室生山
  おわりに
第三部 天照大神信仰の秘説展開
第一章 中世密教における神道相承
  はじめに
  一 灌頂の書としての『麗気記』
  二 儀海から宥恵への麗気灌頂伝授
  三 宏瑜・頼位と麗気相承
  四 麗気灌頂の由緒と血脈
  おわりに
第二章 伊勢灌頂の世界
  はじめに
  一 伊勢灌頂の内容
  二 蛇身としての神
  三 伊勢御神躰事
  おわりに
第三章 田夫愛染法
  はじめに
  一 田夫愛染法の成立
  二 本尊図と「田夫法口決」
  三 「口決」の成立
  おわりに
第四部 天照大神信仰と中世文芸
第一章 梵漢和語同一観の成立基盤
  はじめに
  一 梵字・漢字同祖説
  二 明覚の相通説
  三 梵漢和語同一説の成立
  おわりに
第二章 伊勢二字をめぐって
  はじめに
  一 古今注・伊勢注における伊勢二字説
  二 伊勢二字説と密教との関係
  三 中世神道説と伊勢二字説
  おわりに
第三章 「ちはやぶる」をめぐって
  はじめに
  一 「ちはやぶる」の語義
  二 『伊勢物語髄脳』の所説
  三 心・神同体と和光同塵
  四 胎児の出生と中世日本紀
  五 『伊勢物語髄脳』の享受
  おわりに
第四章 或る呪歌の変遷
  はじめに
  一 中世の両部神道印信における呪歌
  二 両部真言歌の初見
  三 伊勢神道書に見える両部真言歌
  四 両部真言歌の展開
  おわりに
第五部 天照大神信仰と僧徒
第一章 文治二年東大寺衆徒伊勢参宮と尊勝院主弁暁
  はじめに
  一 『大神宮大般若供養』について
  二 東大寺衆徒の伊勢参宮の経緯
  三 伊勢参宮前後における弁暁の足跡
  四 『大神宮大般若供養』と『東大寺衆徒参詣伊勢大神宮記』の関係
  おわりに
第二章 重源と宝珠
  はじめに
  一 重源の伊勢参宮における宝珠感得譚
  二 重源の舎利信仰
  三 能作性宝珠について
  四 能作性宝珠の大仏納入
  おわりに
第三章 無住と中世神道説
  はじめに
  一 中世神道説との関係
  二 南都と伊勢神宮
  三 内宮祠官と南都
  四 「或社官」について
  おわりに
第四章 伊勢神宮における西大寺流の動向
  はじめに
  一 叡尊の天照大神信仰
  二 叡尊と内宮祠官との関係
  三 弘正寺の建立
  四 西大寺三世長老宣瑜
  五 円明寺覚乗の事蹟
  六 三輪流神道と覚乗
  七 『天照太神口決』と覚乗
  八 伊勢本系『日諱貴本紀』と円果
総結