宮島 喬/著 -- ミヤジマ,タカシ -- 勁草書房 -- 2010.11 -- 319.3

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 書庫A3層 319.3/ミ010 0114621832 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 一にして多のヨーロッパ
書名カナ イチ ニ シテ タ ノ ヨーロッパ
副書名 統合のゆくえを問う
著者 宮島 喬 /著  
著者カナ ミヤジマ,タカシ
出版地 東京
出版者 勁草書房
出版者カナ ケイソウ ショボウ
出版年 2010.11
ページ数 12,291,12p
大きさ 20cm
一般件名 ヨーロッパ統合
内容紹介 「国境なきヨーロッパの挑戦」は、どこまで進み、どんな壁にぶつかり、ゆくえにはどんな困難や課題が待ち構えているのか。歴史の原点に立ち返り、過去と現在の緊張関係の中で考える。
NDC分類(9版) 319.3
ISBN 4-326-65356-0
ISBN13桁 978-4-326-65356-0
定価 ¥3200

目次

序 ヨーロッパ統合、移民の社会的統合
  1.統合の意味を問う
  2.移住者の定住と人権レジームの成立、変容
  3.グローバル化と統合政策の変容
  4.ヨーロッパの試練
第1章 「国境なきヨーロッパ」の模索
  1.復讐、疑惑、ナショナリズム
  2.リーダーたち
  3.仏独和解と資源の「共同化」
  4.ドイツの問題とフランス
  5.小国のリーダーシップ、多国間主義へのかじ取り
  6.統合主義へ
  7.人の移動の自由をめぐって
第2章 ザールの「ヨーロッパ的解決」とその挫折
  1.戦後ヨーロッパとテリトリー問題
  2.フランスにとってのザール
  3.ヨーロッパ評議会の関与の意味
  4.「ヨーロッパ的解決」
  5.住民投票の結果の意味するもの
  6.試みの挫折とザールの実験の意味
  7.ザール問題の教訓
第3章 トランスナショナル市民権の可能性
  1.「EU市民権」の制定
  2.なぜEU市民権なのか-いくつかのコンテクスト
  3.「民主主義の赤字」批判
  4.国籍に従属する(?)トランスナショナル市民権
  5.義務なき市民権?
  6.境界づけと公正-域内・域外の固定化
  7.開かれなかった「自由移動・自由居住」の権利
  8.居住原理にどこまで開かれるか
第4章 移民と家族の再結合
  1.マイグレーションと家族
  2.家族再結合の道を開く
  3.単身の労働力移動とその帰結
  4.家族生活の権利の擁護-アソシアシオンの働きかけ
  5.呼び寄せの条件と代償
  6.家族再結合の困難
  7.逆風のなかで
第5章 ポストコロニアル移民の過去と現在
  1.ポストコロニアル・アルジェリア
  2.市民権の普遍主義と現実の落差
  3.「文明化」と原住民
  4.市民の序列化
  5.ピエ・ノワールの世界とムスリム
  6.フランスへの「貢献」と差別の維持
  7.戦後の受け入れにおけるアルジェリア人の位置
  8.「心の壁」を超えられるか
第6章 ドイツの国籍法の改革とヨーロッパ
  1.ヨーロッパのなかのドイツ
  2.「移民送出国」の制度とアイデンティティ
  3.「移民対応型」への移行?
  4.帰化制度の容易化、透明化へ
  5.第二世代と権利帰化、しかしそれがゴールか
  6.新国籍法の成立
  7.「ヨーロッパ・スタンダード」からみて
第7章 グローバリゼーションと「開放」「選別」
  1.移民に開かれた?政権
  2.移民国フランスの現在
  3.新たな受け入れと統合政策の見直しと
  4.選別なき移民政策だったか
  5.「押しつけられた移民」の二カテゴリー
  6.「統合」の名による同化、不平等な差異化
  7.EU諸国の“共同歩調”
  8.第二世代の生き方と統合
第8章 人の移動におけるヨーロッパとアジア世界
  1.受け入れから統合へ-西欧の移民政策の重点
  2.アジア内での送り出-受け入れ関係の形成
  3.中国の占める位置-グローバル移民のインパクト
  4.トランスナンヨナルな規範をめぐって
  5.女性移動者と人権
  6.シティズンシップ政策にみる落差
  7.グローバリゼーションと移民形態の変化
  8.新たな受け入れと同化政策と