今村 純子/著 -- イマムラ,ジュンコ -- 慶應義塾大学出版会 -- 2010.6 -- 135.5

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 書庫A1層 135.5/イ010 0114584212 一般図書   在架

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県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル シモーヌ・ヴェイユの詩学
書名カナ シモーヌ ヴェイユ ノ シガク
著者 今村 純子 /著  
著者カナ イマムラ,ジュンコ
出版地 東京
出版者 慶應義塾大学出版会
出版者カナ ケイオウ ギジュク ダイガク シュッパンカイ
出版年 2010.6
ページ数 18,381,27p
大きさ 20cm
内容紹介 哲学者シモーヌ・ヴェイユの思想を美学・詩学の視点から体系的に論じ、その真髄を明らかにするとともに、「見えない世界」が根をもってはじめて「見える世界」が豊かに花開くことを提示する。
NDC分類(9版) 135.5
ISBN 4-7664-1728-9
ISBN13桁 978-4-7664-1728-9
定価 ¥2800

目次

序章
  1 激動の時代の哲学者
  2 美と善
  3 「純粋さ」の詩学
第Ⅰ部 労働と詩
  序
第1章 詩学の可能性
  1 詩と自覚
  2 「真空」の経験
  3 「身体性の原理」と詩
  4 詩学がひらく人間学
第2章 シモーヌ・ヴェイユにおけるプラトニズム
  1 自覚について
  2 痛みが美に変わるとき
  3 善への転回
  4 力を打ち砕く愛
第3章 「デカルトにおける科学と知覚」をどう読むのか
  1 理性と神秘
  2 知覚と自由
  3 純化された想像力
  4 「何」が「私」であるのか-労働と存在論
Essai アニメーションの詩学
  1 アニメーションと倫理
  2 見えるものと見えないもの
  3 欲望と愛
  4 恩寵と優しさ
第Ⅱ部 美的判断力の可能性
  序
第4章 美と神秘
  1 認識と距離
  2 美と不幸-「目的なき合目的性(finalité sans fin)」の射程
  3 「世界の美」と「世界の秩序」
  4 芸術誌における救い
第5章 美と実在
  1 距離があること、距離がないこと
  2 「真空」と「絶対無」
  3 「弱さの強さ」と美
  4 芸術と超越
第6章 美的判断力の可能性
  1 「美しい」と判断される位相
  2 共通感覚と天才
  3 正義と美的判断
Essai 瞬間の形而上学
  1 「私」が「私」で「ある」ということ
  2 第二の誕生
  3 本質と属性
  4 「現象としての死」と「本質としての死」
  5 言葉と欲望
第Ⅲ部 善への欲望
  序
第7章 脱創造あるいは超越論的感性論
  1 創造と愛
  2 「超越論的感性論」のゆくえ
  3 シモーヌ・ヴェイユによるニヒリズムの超克
第8章 愛について
  1 媒介としての「愛」-マルクスからプラトンへ
  2 善と必然の矛盾をどう生きるのか
  3 数学-知と愛の合一
Essai 善への欲望
  1 動機の問題
  2 善意志と「善への欲望」
  3 恩寵と自由の問題
  4 「リアリティ」とは何か
第Ⅳ部 芸術と倫理
  序
第9章 表現について
  1 見えない世界の確かさ
  2 表現と倫理
  3 美的感情
第10章 芸術創造と生の創造
  1 生の創造における「労働と芸術」
  2 想像力の問題
  3 重力と恩寵
第11章 芸術という技、労働という技
  1 表現と形式
  2 ポイエーシスとプラクティス
  3 重力の倫理学
Essai 童話的映画がひらく倫理の地平
  1 記憶と自覚
  2 対話における象徴の役割
  3 有限のうちなる無限
  4 「三人称の世界」から「二人称の世界」へ
第Ⅴ部 詩をもつこと
  序
第12章 詩をもつこと
  1 シモーヌ・ヴェイユにおける「東洋的なるもの」
  2 「純粋なるもの」との接触
  3 「詩」と詩的言語の可能性
第13章 暴力と詩
  1 「権利」の彼方の「正義」
  2 殺人と「想像力」
  3 「詩」が「力」を超えるとき
第14章 重力と詩
  1 状況のなかの詩
  2 善を欲望する魂の部分
  3 『アンチゴネー』と現代
  4 重力に抵抗する詩
Essai 美しさという境涯
  1 「見えない世界」と美しさ
  2 リアリティと自由
  3 暴力と詩
終章
  1 自覚から倫理へ
  2 シモーヌ・ヴェイユ時学の三源泉
  3 シモーヌ・ヴェイユと日本思想
  4 映像倫理学の可能性
  5 現実へのメス
  6 ほとんど無、あるいは美