大野 英士/著 -- オオノ,ヒデシ -- 新評論 -- 2010.3 -- 950.268

※所蔵欄の「帯出区分」が「貸出禁止」のものや、「状態」が「在架」のものは予約できません。

※奄美図書館からの取り寄せは、システムの関係上、来館しての手続きが必要です。

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 書庫A1層 950.2/ユ010 0114525363 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル ユイスマンスとオカルティズム
書名カナ ユイスマンス ト オカルティズム
著者 大野 英士 /著  
著者カナ オオノ,ヒデシ
出版地 東京
出版者 新評論
出版者カナ シンヒョウロン
出版年 2010.3
ページ数 614p
大きさ 22cm
内容紹介 澁澤龍彦、三島由紀夫といった読み手に愛されながら、依然謎めいた燐光を発し続ける特異な小説家・ユイスマンスの作品と人生に正面から向き合い、あらゆる資料と参照軸を駆使してその実像に迫ろうとする渾身の試み。
NDC分類(9版) 950.268
ISBN 4-7948-0811-0
ISBN13桁 978-4-7948-0811-0
定価 ¥5700

目次

序章 発端
第Ⅰ部
第一章 オカルトの世紀と聖母マリア
  1 オカルトの世紀
  2 オカルト現象としての聖母マリア
  3 一九世紀末の意味
第二章 ユイスマンスという作家
  1 ユイスマンスと「自伝」の問題
  2 『さかしま』まで
第三章 二つのテーマ系-「閉鎖された空間」と「女性と食物」
  1 閉鎖された空間
  2 女性と食物
  3 ジュリア・クリステヴァ『恐怖の権力』をめぐって
  4 ユイスマンスにおける女性、食物、宗教
第四章 『彼方』-昇華の不全
  1 『仮泊』から『彼方』へ
  2 『彼方』あるいは内部の世界
  3 神の死体-マティアス・グリューネヴァルトの「磔刑図」
  4 ジル・ド・レーの物語-昇華の寓話
  5 昇華の失敗
第Ⅱ部
第五章 ブーラン元神父-マリア派異端の系譜
  1 ブーラン元神父-オカルティスト?悪魔主義者?
  2 「修復の御業」
  3 聖霊と聖母マリア
  4 秘法-生命の交わり
第六章 歴史の中の「流体」-「動物磁気」と「欲動」をつなぐもの
  1 ブーランの手紙の中の「流体」
  2 『彼方』の中の流体現象
  3 ブーラン、ユイスマンス、バタイユ、ラカン
第七章 聖霊と異端のマリア
  1 『彼方』とブーラン派聖霊説
  2 ジル・ド・レーと聖母マリアの復権
第Ⅲ部
第八章 オカルトから神秘へ
  1 「デュルタル連作」における作品の連関
  2 キリスト教信仰の回復と食物
  3 異端の教祖ブーランの帰趨
  4 「身代わりの秘儀」と流体説
  5 修復と流体
  6 バヴォワル夫人と聖母マリア
  7 悪魔的娼婦フロランス
  8 「昇華」としての散策・徘徊
  9 「暗黒の夜(暗夜)」-ユイスマンスの「内的体験」
第九章 抑圧されたものの回帰-おぞましき美へ
  1 キリスト教ドグマへの回収と小説の解体
  2 おぞましき美へ
おわりに 『三人のプリミティフ派画家』、そしてアンドレ・ブルトン