土屋 由香/著 -- ツチヤ,ユカ -- 明石書店 -- 2009.10 -- 319.5301

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
奄美一般 2階閲覧室 319.5/ツ009 0211209036 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
奄美一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 親米日本の構築
書名カナ シンベイ ニホン ノ コウチク
副書名 アメリカの対日情報・教育政策と日本占領
著者 土屋 由香 /著  
著者カナ ツチヤ,ユカ
出版地 東京
出版者 明石書店
出版者カナ アカシ ショテン
出版年 2009.10
ページ数 333p
大きさ 22cm
一般件名 アメリカ合衆国-対外関係-日本-歴史 , 占領政策-日本
内容紹介 第二次世界大戦中に米国政府が立案した「再教育・再方向づけ政策」が、ポスト占領期の「情報・教育交流プログラム」へと継承される過程で、日米双方の多様なアクターがどうかかわり、何を実現しようとしたかを追究する。
NDC分類(9版) 319.5301
ISBN 4-7503-3082-2
ISBN13桁 978-4-7503-3082-2
定価 ¥5200

目次

序-情報・教育プロジェクトとしての日本占領
第1章 占領政策への伏線としての「親日派」の系譜
  1.はじめに-「太平洋の世紀」の幕開け
  2.「人種科学」から「人種開発」へのパラダイムシフト
  3.「人種開発論」とジョージ・H・ブレイクスリー
  4.「人種開発論」の長期的影響
  5.「人種開発論」における日本の位置づけ
第2章 対日占領政策立案過程における「再教育・再方向づけ政策」の成立
  1.はじめに-占領政策立案過程における親日派と再教育派の対立と妥協
  2.第1期:1942年9月〜1943年12月
  3.第2期:1944年1月〜1944年12月
  4.第3期:1944年12月〜1946年1月
第3章 「再教育・再方向づけ政策」におけるオリエンタリズム的要素
  1.はじめに-オリエンタリズム言説の日米双方向性
  2.ルース・ベネディクトとOWIの日本研究
  3.ジョン・エンブリーとエラ・ルーリー・ウィスウェル
  4.陸軍トレーニング・マニュアルに見るオリエンタリズム
第4章 CIE映画による「再教育・再方向づけ」
  1.はじめに-CIE映画プロジェクトの概要
  2.CIE映画の2つの起源-「ニューディール」と「文化冷戦」
  3.CIE・教育映画配給部
  4.陸軍省の役割
  5.CIE映画の全体像
第5章 CIE映画のメッセージと日本人による受容
  1.はじめに
  2.CIE映画のテーマ
  3.日本製CIE映画の製作と占領政策の「日本化」
  4.CIE映画の地方における上映
  5.日本人視聴者の反応
第6章 情報・教育政策と女子教育
  1.はじめに
  2.米国政府の戦後計画における対日教育政策の立案
  3.CIEと女子教育改革
  4.CIE編纂教科書『民主主義』に見る新しい日本女性像
第7章 ポスト占領期の対日広報・宣伝政策
  1.はじめに-情報・教育政策の「新たな出発点」としての占領終結
  2.CIE・陸軍省から国務省への情報・教育政策の移管
  3.国務省のジレンマ
  4.国務省の組織変遷とUSIA設立への経緯
  5.人種偏見の克服と「冷戦オリエンタリズム」