杉浦 浩美/著 -- スギウラ,ヒロミ -- 大月書店 -- 2009.9 -- 366.38

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 書庫A3層 366.3/ス009 0114452360 一般図書   在架
奄美一般 書庫1層一般 366.3/ス009 0211219423 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1
奄美一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 働く女性とマタニティ・ハラスメント
書名カナ ハタラク ジョセイ ト マタニティ ハラスメント
副書名 「労働する身体」と「産む身体」を生きる
著者 杉浦 浩美 /著  
著者カナ スギウラ,ヒロミ
出版地 東京
出版者 大月書店
出版者カナ オオツキ ショテン
出版年 2009.9
ページ数 7,225,5p
大きさ 20cm
一般件名 マタニティハラスメント
内容紹介 妊娠という身体的制約を抱えながら働く不安や困難、職場の無理解や「マタニティ・ハラスメント」ともいえる行為など、働く妊婦の実態をアンケートと聞き取り調査から明らかにし、労働と身体のあり方を問い直す。
NDC分類(9版) 366.38
ISBN 4-272-35029-2
ISBN13桁 978-4-272-35029-2
定価 ¥2600

目次

序章 女性労働者の妊娠期を問うこと
  1 なぜ、妊娠期に着目するのか
  2 三つの領域における研究の位置づけと意義
  3 当事者経験への依拠-調査データ
  4 本書の構成
第1章 女性労働研究における「女性労働者」の不在
  1 女性労働者とはいかなる存在か
  2 家族社会学における母親役割優先モデル
  3 女性労働研究におけるジェンダー・ニュートラル・アプローチ
  4 「女性役割解体」後の「産む身体」-本書の立場と方法
第2章 女性労働者の「身体性」という問題
  1 矛盾する二つの身体
  2 母性保護をめぐる議論-「身体性の制度化」をめぐって
  3 女性の身体性の肯定/否定
  4 身体性の無効化
  5 性差の解体と差異の個人化
第3章 母性保護要求をめぐるジレンマ
  1 妊娠期の実態調査の必要性
  2 調査の方法-「マタニティ・ハラスメント」という概念
  3 調査の経緯
  4 妊娠・出産保護と「妊婦の申出」
  5 「当然の権利」から「選択的権利」へ
第4章 平等化戦略の矛盾と限界
  1 「総合職・専門職型労働」における妊娠期という問題
  2 フェミニズムの射程から消えた総合職女性
  3 ホモソーシャルな領域における「女性の身体」
  4 聞き取り調査の事例から
  5 統合化の内実
  6 女性の身体性の表出
  7 過剰適応を生むメカニズム
  8 「労働する身体」に「なりきれない身体」を生きること
第5章 差異化される女性労働者
  1 出産退職の現状と女性労働者間格差
  2 一般職の出産退職を問う意味
  3 調査の概要と調査対象者
  4 就業継続意欲が「子どものための退職」に変化するプロセス
  5 「総合職」と「一般職」という差異化
  6 「一般職女性」に付される意味づけ
  7 女性と労働-再考
第6章 身体性の主張のありか
  1 「矛盾」の境界-身体性の主張の困難
  2 「産む身体」が「矛盾」とならないとき
  3 身体性の主張の転換
  4 再び、女性労働者の妊娠期を問うこと