クリストファー・フレイヴィン/原本編著 -- フレイビン,クリストファー -- ワールドウォッチジャパン -- 2009.9 -- 519.05

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図児童 書庫C 51/フ008 0121046221 児童図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図児童 1 0 1

資料詳細

タイトル ジュニア地球白書 2008-09
書名カナ ジュニア チキュウ ハクショ
ISSN 1882-9864
副書名 ワールドウォッチ研究所
著者 クリストファー・フレイヴィン /原本編著, 林 良博 /監修  
著者カナ フレイビン,クリストファー
出版地 東京
出版者 ワールドウォッチジャパン
出版者カナ ワールド ウォッチ ジャパン
出版年 2009.9
ページ数 223p
大きさ 21cm
巻の書名 持続可能な社会経済をめざして
巻の書名カナ ジゾク カノウ ナ シャカイ ケイザイ オ メザシテ
一般件名 環境問題
児童内容紹介 エコな生産方法へ転換(てんかん)する、肉と魚の消費のあり方を考える、温暖化防止に取り組む、排出量(はいしゅつりょう)取引市場を活かす、水資源を大切に使う、生物多様性を生息地ごと守る、コミュニティを尊重する…。持続可能な社会経済をつくるためのさまざまな取り組みを紹介(しょうかい)。
内容紹介 「地球白書」2008-09年版を、小学校高学年から読めるようにやさしく書き改めた一冊。世界の人口の半分が住む都市を、安全で健康に暮らせる緑の空間にしていく取り組みを紹介。
NDC分類(9版) 519.05
ISBN 4-948754-33-1
ISBN13桁 978-4-948754-33-1
定価 ¥2500

目次

読む前に
いまの地球環境を知る権利
第1章 環境の世紀にふさわしい社会経済
  二〇世紀型経済システムは行きづまっている
  持続可能な経済が現れるきざし
  1 時代遅れの経済の設計図
  人間のつくった「人工資本」よりも、「自然資源」が大切な時代へ
  市場まかせでは、公平さは十分に確保できない
  2 ふくらみ続ける人類文明の借金
  無視できなくなった気候変動の悪影響
  生態系という富が急激に減少している
  豊かさの陰に取り残された貧困
第2章 「真の進歩」をめざす社会経済
  1 進歩はどうやって計ればよいのか
  差別と格差をなくすことも進歩のひとつ
  経済の進歩が環境を破壊しないように調整する
  2 「もの」の生産と消費で計測することの問題点
  国内総生産では生活の質を見ることができない
  国内総生産では持続可能性の目安にならない
  国内総生産では格差の実態が分からない
  3 国内総生産の代わりになる指標
  幸福の実現を計算に取り入れた「真の進歩」指標
第3章 エコな生産方法へ転換する社会経済
  生産方法の根本的な改革が迫られている
  1 環境効率を高める
  「ファクター4」から「ファクター20」へ
  環境効率の導入で企業の業績を上げる
  他の企業と協力して問題を解決する
  新しいビジネスモデルを創る
  2 「ゆりかご」から「ゆりかご」へ-製品寿命を延ばす
  エネルギー使用量を減らし、労働力によって付加価値を生む
  労働生産性を高めても、それだけではウェルビーイングは改善されない
第4章 生活の豊かさを見直す社会経済
  1 豊かな人も、貧しい人も、より良い生活を望んでいる
  人間が環境に与える影響を減らす方法
  なぜ人間は消費を好むのか
  2 豊かな暮らしと環境は、どうしたら両立できるのでしょうか
  収入の増加は、生活の満足度と結び付かない
  先進国では幸福だと思う人の数が減っている
  消費を減らして、幸せに暮らす「ダウンシフティング」
  地位と生存のための戦い
  短期的な発想から長期的な発想へ
第5章 「肉と魚と環境」を理解する社会経済
  肉と魚の消費のあり方を考える
  1 生産方法を望ましい方向に変える
  新技術がもたらした破壊的な漁業
  近代的な畜産や漁業の落とし穴
  2 自然と共生できる生産方法へ帰ろう
  人手をかける畜産方式は「よく育つ」
  世界の漁業生産量の約四〇%が養殖魚
  魚の養殖方法を見直す
  3 補助金システムを変える
第6章 温暖化防止に取り組む社会経済
  自然界の吸収量を上回る排出量
  1 温暖化問題に影を落とす発展途上国の急激な経済成長
  先進国だけでは、地球温暖化を防止できない
  2 二〇五〇年までに炭素の排出量を五〇%減らす
  炭素排出量を減らす三つの方策
  化石燃料に含まれる炭素の回収と貯留
  試されている、さまざまなプロジェクト
  3 新技術やライフスタイルの転換によるエネルギー使用量の削減
  急がれるエネルギーの利用効率改善
第7章 排出量取引市場を活かす社会経済
  排出量取引とは何か
  1 市場で取引される排出量
  京都議定書から生まれた排出量取引の仕組み
  2 拡大している排出量取引市場
  世界第一位の取引量のある欧州連合の域内排出量取引制度
  第二位はオーストラリアの取引所
  第三位はシカゴ気候取引所
  立ち上がる、さまざまな取引市場
  排出量取引市場がかかえる問題点
第8章 水資源を大切に使う社会経済
  世界のおよそ四〇%の人が水不足状態にある
  激しくなる「水をめぐる争い」
  1 水資源と経済の関係
  ハンバーガー一個に水一万リットル?
  急がれる安全な飲料水の確保
  生態系の維持にも水は必要
  水は国境を越えて流れていく
  バーチャル・ウォーターという架空の水を取引する
  水の政策が社会に大きな影響を与えている
第9章 生物多様性を生息地ごと守る社会経済
  絶滅危惧種のアブを救った法律
  1 生物は生息地ごと、守らなければならない
  自然の絶滅率の一〇〇倍の多さで絶滅している
  これまで生物多様性の価格はゼロだった
  市場を使って生息地に価格を付ける
  2 別の生息地を創って、環境破壊をオフセットする
  生物多様性を貯えておき、販売する方法
  「破壊された湿地」と「オフセットされた湿地」は同じ価値なのか
  3 絶滅危惧種を「やっかいもの」から資産に変える
第10章 コモンズの復活に取り組む社会経済
  「コモンズの復活」について
  ウィキペディアにみる人間の本性
  1 人間は経済原則だけで生きているのではない
  コモンズを利用できる人はコモンセンスを持っている
  「ルールのない利用」がもたらす悲劇
  2 失われたコモンズを復活させようとする動き
  市場というコモンスペースを楽しむ人々
  小さなコミュニティが機能している実例
  トラスト制度というコモンズ管理の新たな方法
第11章 コミュニティを尊重する社会経済
  コミュニティが変わると世界は変わる
  1 コミュニティを活用して持続可能な社会を創る
  エコビレッジと共生型集合住宅
  地域ぐるみでの取り組み
  2 コミュニティの絆を育む
  資源を共有することで豊かな生活を実現する
  家庭でも職場でもない「第三の場所」
  急激に減った「たまり場」
  3 地産地消をめざして
第12章 貧しさが発展のバネになる社会経済
  ニジェールの砂漠に緑が戻った
  大切なのは、「変えたい」と望む貧しい人々自身の意志
  1 地域の実情に基づいて取り組む
  資金と力のある人々が得をするような「仕組み」が壁に
  2 無限にある人的資源を活用する
  柔軟な運動で発展するインドの女性自営者組合
  小さな成功を積み重ねることで、自信と力をつける
  女性が生活改善運動の先頭に立つ
  3 成功例を広げていくために必要なこと
第13章 持続可能性に投資が向かう社会
  社会を変えていくには「資金」の使い方が重要になる
  1 持続可能な投資とは何だろう
  投資家の目が「持続可能性に取り組む企業」に向きはじめた
  2 急速に増える社会的責任投資
  企業を緩やかに監視する「株主行動」
  環境を意識しはじめた「プロジエクト・ファイナンス」
  増える「ベンチャー・キャピタル」のクリーンなエネルギーへの投資
  貧困解消に役立つ「マイクロ・クレジット」
  3 持続可能性への投資がかかえる問題
第14章 人類文明の未来と世界貿易機関
  比較優位説について
  1 世界貿易の歴史
  第一次世界大戦からブロック経済化への流れ
  ガットの誕生と設立の理念
  2 世界貿易機関がかかえる問題
  貿易と環境の衝突「マグロ・イルカ紛争」
  小さくならない先進国と発展途上国との格差
  発展途上国でも、先進国でも広がる国内格差
  焦点の一つとなっている農業・食料問題
用語解説
あとがき