東 辰之介/著 -- アズマ,タツノスケ -- 水声社 -- 2009.7 -- 950.268

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 書庫A1層 950.2/ハ009 0114471584 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル バルザック
書名カナ バルザック
副書名 「脳」と「知能」の小説家
著者 東 辰之介 /著  
著者カナ アズマ,タツノスケ
出版地 東京
出版者 水声社
出版者カナ スイセイシャ
出版年 2009.7
ページ数 307p
大きさ 22cm
内容紹介 「近代リアリズム文学」の怪物バルザックは、なぜ「脳」に執着し、「脳」を描いたのか? 脳生理学から、バルザック秘術の人間学に肉薄する。気鋭の研究者による、斬新なバルザック論。
NDC分類(9版) 950.268
ISBN 4-89176-733-4
ISBN13桁 978-4-89176-733-4
定価 ¥4000

目次

序論
第Ⅰ部 作品中に現れる「脳」のイメージ
第一章 バルザックによる「脳」理解
  1 十九世紀初頭までの脳研究概観
  2 バルザックによる脳研究の受容、あるいは実践
  3 「脳」と創造、そして金銭
第二章 発光する「脳」-『あら皮』における生命の諸相
  1 三つの光
  2 ラファエルにおける「脳」の明滅
第三章 「短い首」の意味するもの
  1 バルザック研究史における「短い首」
  2 「短い首」の解剖学的解釈へ
  3 「偉人」と「天才」の相違
  4 実在人物の場合
第Ⅱ部 近代社会における「知能」の新秩序
第四章 『セザール・ビロトー』-中流階級の限られた「知能」
  1 「知能」による新秩序
  2 社会が求める「知能」の特質
  3 セザール・ビロトーの場合
第五章 『従妹ベット』-民衆の危険な「知能」
  1 「文明人」と「未開人」
  2 「未開人」ベット
  3 ベットの復讐
第六章 『村の司祭』-知的エリートとその救済
  1 「知性」の支配する社会
  2 エリート・システムに対する疑念
  3 『村の司祭』における「知性」の救済
第Ⅲ部 「知性」の時代の病とその克服
第七章 過剰な刺激の必要-『近代興奮剤考』について
  1 『近代興奮剤考』の研究史
  2 興奮剤の三層構造とコーヒーの特殊性
  3 興奮剤を必要とする近代社会
第八章 「知性」の時代における「愚かさ」の救済
  1 「愚かさ」をめぐる言説
  2 「平凡あるいは卑俗な魂」を描く作家
  3 不可避の運命としての「愚かさ」
  4 生まれつきの素質と社会的環境のもたらす不幸の救済
  5 共同体の再構築
結論