村田 文世/著 -- ムラタ,フミヨ -- ミネルヴァ書房 -- 2009.4 -- 369.27

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 書庫A3層 369.2/ム009 0114308901 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 福祉多元化における障害当事者組織と「委託関係」
書名カナ フクシ タゲンカ ニ オケル ショウガイ トウジシャ ソシキ ト イタク カンケイ
副書名 自律性維持のための戦略的組織行動
シリーズ名 MINERVA社会福祉叢書
著者 村田 文世 /著  
著者カナ ムラタ,フミヨ
出版地 京都
出版者 ミネルヴァ書房
出版者カナ ミネルヴァ ショボウ
出版年 2009.4
ページ数 6,329,5p
大きさ 22cm
シリーズ名 MINERVA社会福祉叢書
シリーズ名カナ ミネルヴァ シャカイ フクシ ソウショ
叢書巻次 27
一般件名 障害者福祉 , セルフヘルプグループ , 協働(行政)
内容紹介 日本の障害当事者組織の1つである自立生活センターを視座に、組織間関係論の観点から事例を分析。当事者組織が国の福祉供給システムにビルトインされた過程を検証し、組織変容や新たに発生した課題・ジレンマを検討する。
NDC分類(9版) 369.27
ISBN 4-623-05378-0
ISBN13桁 978-4-623-05378-0
定価 ¥6000

目次

序章 当事者組織と自律性問題
  一 福祉多元化と新しい「委託関係」
  二 当事者組織の自律性問題
  三 本書の目的と構成
第Ⅰ部 自律性問題の提起と理論枠組の構築
第1章 事業委託と民間非営利組織の自律性問題
  一 なぜ政府は民間非営利組織に事業委託するのか
  二 事業委託の進展と民間非営利組織の自律性問題
  三 「措置委託制度」にみる民間非営利組織の自律性
  四 英国・コンパクトにみる政治的次元からの対応
第2章 組織間関係論の二つの視角と「委託関係」
  一 組織に関する理論の展開
  二 組織間関係論と二つのパースペクティブ
  三 組織間関係論から捉える「委託関係」とパワー不均衡
  四 パワー不均衡と自律性継持に関する理論的説明
  五 二つのパースペクティブによる分析枠組
第3章 制度化パースペクティブからみた福祉供給システムへの「制度的同型化」
  一 はじめに
  二 事業体としてのCIL
  三 「支援事業」とCIL
  四 「制度的同型化」に伴うCILの戦略展開
  五 考察と残されたもう一つの課題
第Ⅱ部 自立生活センターによる戦略的組織行動-CIL立川の事例分析
第4章 資源依存パースペクティブからみた自律性維持のための戦略的組織行動
  一 対象の選定
  二 調査方法
  三 自律性維持のための組織行動-検討項目の提示
  四 事例の概要
第5章 「サービスの独占」の程度と相互依存の進展
  一 はじめに
  二 「支援事業」受託による「委託関係」の形成
  三 対象者とサービスの拡大
  四 新規委託事業の受託
  五 「事業ドメイン」の拡大とCIL立川のパワー
第6章 戦略的サービス生産システムの構築
  一 はじめに
  二 「支援事業」における独自のサービス生産システム
  三 追加委託事業における「専門性」
  四 「当事者主体」の追求と模索
  五 オルタナティブの構築
  六 戦略的サービス生産システムの保有とCIL立川のパワー
第7章 組織構造とアイデンティティ
  一 はじめに
  二 制度的側面からの組織構造
  三 分化の構造と「当事者主体」による統制
  四 文化的側面からの組織アイデンティティ
  五 事業提供に伴う諸問題への対応
  六 「仲間的コントロール」による統制と戦略
第8章 「社会的威信」の獲得と運動
  一 はじめに
  二 地域との関係の変化
  三 システムアドボカシーにおける運動の変容
  四 事業を通したパーソナルアドボカシー
  五 「社会的威信」とパワー拡大
第9章 行政組織との「組織間コミュニケーション」
  一 はじめに
  二 第一期「運動と対立の緊張期」(設立前史-一九九六年受託まで)
  三 第二期「相互理解と信頼関係の確立期」(一九九六-二〇〇〇年)
  四 第三期「パートナーシップの形成期」(二〇〇一-二〇〇二年)
  五 第四期「交渉と緊張関係の再構築期」(二〇〇三年-)
  六 「組織間コミュニケーション」の課題とパワー拡大
第Ⅲ部 真の福祉多元化に向けて
第10章 CIL立川の組織戦略の特徴と今後の「委託関係」
  一 CIL立川の事例分析の結果
  二 自律性喪失の一般的議論との比較
  三 制度的転換期における「委託関係」
  四 市場化・分権化と今後の「委託関係」
終章 民間非営利組織と行政組織のパートナーシップ