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資料詳細

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目次

序章 現代モンゴル遊牧民の民族誌へむけて

  1 本書の目的と構成

  2 理論的背景

第Ⅰ部 二〇世紀のモンゴル

第1章 遊牧民の暮らしと変化

  1 遊牧生活の一年

  2 モンゴルにおける牧畜政策の変遷

  3 体制変化のもとで生きる-ある家族の三世代の経験

第2章 現代モンゴル遊牧地域

  1 体制変化以降の牧畜地域の状況

  2 調査地と調査方法

第3章 離合集散する遊牧民と世話のやける家畜たち

  1 家畜の群れの放牧

  2 放牧環境の季節変化

  3 多種類家畜の放牧と社会・経済的背景

  4 ヒツジ・ヤギの日帰り放牧

  5 群れを導く技術

  6 モンゴル遊牧民の牧畜技術の独自性

第Ⅱ部 分配された牧畜資本

第4章 協同組合の解体とその後の模索

  1 ネグデルの組織化と解散

  2 ネグデルの亡霊、あるいは過渡期の諸組織

  3 上からの協同性と人びとの選択

第5章 土地私有化政策とローカルな実践

  1 体制変化と土地の私有化

  2 ウブルジューの概要

  3 ウブルジューの構造物の分配

  4 分配されたウブルジューの利用と権利

  5 利用が生む価値と権利

  6 法的権利とローカルな実践との関係

第Ⅲ部 遊牧社会の変化と連続

第6章 遊牧民にとって家畜とはなにか

  1 家畜の商品性と個体性

  2 ネグデル期の家畜

  3 市場経済化期の家畜

  4 国家の政治経済の変化と家畜の意味

第7章 現代に生きる遊牧民

  1 遊牧民とは誰か

  2 社会の最小単位「世帯」の境界

  3 グローバリゼーションの波にのる遊牧民

  4 遊牧的な生計戦術

終章 遊牧社会が経験した社会主義とポスト社会主義

  1 遊牧民にとっての社会主義と移行

  2 ポスト社会主義モンゴルの遊動的牧畜とは

  3 まとめ-社会主義という近代化を経験した牧畜社会

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