藤本 建夫/著 -- フジモト,タテオ -- ミネルヴァ書房 -- 2008.3 -- 331.234

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 書庫A3層 331.2/フ008 0114439722 一般図書   在架

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県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル ドイツ自由主義経済学の生誕
書名カナ ドイツ ジユウ シュギ ケイザイガク ノ セイタン
副書名 レプケと第三の道
シリーズ名 MINERVA人文・社会科学叢書
著者 藤本 建夫 /著  
著者カナ フジモト,タテオ
出版地 京都
出版者 ミネルヴァ書房
出版者カナ ミネルヴァ ショボウ
出版年 2008.3
ページ数 19,564,23p
大きさ 22cm
シリーズ名 MINERVA人文・社会科学叢書
シリーズ名カナ ミネルヴァ ジンブン シャカイ カガク ソウショ
叢書巻次 138
内容紹介 戦間期の経済論争を通して浮かび上がる、緊張下ドイツの知的パノラマ。「闘う自由主義者」レプケの生涯を通し、自由主義的経済理論の本質を問う。
NDC分類(9版) 331.234
ISBN 4-623-04984-4
ISBN13桁 978-4-623-04984-4
定価 ¥8000

目次

序章 ヴィジョンをめぐる神々の闘い
第Ⅰ部 賠償・大恐慌・ナチス
第1章 荒海への船出
  第1節 シュヴァルムシュテート村の幼少時代
  第2節 大学町マールブルク
  第3節 学位論文「ドイツ・カリ鉱業における作業能率」
  第4節 教授資格論文「景気変動」の課題
第2章 ドイツ賠償問題とトランスファー保護論争
  第1節 ドーズ案
  第2節 ヤング案と錯綜する国際利害
  第3節 フリードリッヒ・リスト協会での賠償論争
  第4節 国際論争へと展開していく賠償問題
  第5節 ヤング案と賠償の最終的解決
  第6節 賠償の心理的要因と大不況-『災厄の道』
  第7節 レプケと賠償論争の歴史的意義
第3章 大不況と雇用創出計画
  第1節 ブラウンス委員会の設置
  第2節 ワークシェアリングと二重所得の排除(第一答申)
  第3節 外資導入による公共事業と雇用創出計画(第二答申)
  第4節 レプケとラウテンバッハ
  第5節 ブリューニングの拒否的応対と国際協調体制の破綻
  第6節 公的扶助による失業者の救済(第三答申)
  第7節 遅すぎた雇用創出計画
第4章 大不況とライヒスバンクの信用拡大の可能性
  第1節 リスト協会による「通貨会議」の招集
  第2節 通貨会議の制約条件
  第3節 ラウテンバッハのディスカッション・ペーパー
  第4節 討論
  第5節 通貨会議の歴史的意味
第5章 ナチスおよびナチ派知識人との対決
  第1節 「ナチスは農民の敵」
  第2節 フェルディナント・フリートとウルリッヒ・ウンフリート
  第3節 「時代の転換期か」
  第4節 マールブルク大学との決別
  第5節 ナチスに追われた人々
第6章 イスタンブール大学教授レプケ
  第1節 三つの革命
  第2節 トルコ革命と亡命ドイツ人サークル
  第3節 トルコのレプケ
  第4節 レプケの『経済学』と「第三の道」
  第5節 ナチ体制下のレプケの『経済学』とケインズの『一般理論』
  第6節 イスタンブールを後に
第Ⅱ部 レプケの三部作と「第三の道」
第7章 ケインズの「準好況」とニューエルサレム
  第1節 自由放任の終焉
  第2節 『雇用、利子および貨幣の一般理論』
  第3節 ケインズの「清算同盟案」と国際金本位制
  第4節 ケインズが描く資本主義のニューエルサレム
第8章 リップマン・シンポジウム
  第1節 リップマン・シンポジウム
  第2節 「第三の道」のマニフェスト
  第3節 社会科学的「総合」の意味
第9章 レプケと緊張下のジュネーブ
  第1節 ジュネーブ国際問題研究大学院
  第2節 ジュネーブのレプケ
  第3節 ジュネーブを永住の地に
第10章 大衆化、巨物崇拝、そして人間性喪失の時代
  第1節 『現代の社会危機』の出版
  第2節 精神的大空位の時代から「第三の道」へ
  第3節 ヨーロッパ合理主義の歴史性と歴史的干渉
  第4節 二つの国家・経済体制
  第5節 「是が非でも完全雇用」学派
  第6節 「第三の道」
  第7節 『現代の社会危機』をめぐる反響
第11章 ヒューマンな経済社会のための改革
  第1節 戦後秩序をめぐる諸構想
  第2節 「ヒューマンな社会」のための社会経済改革プラン
  第3節 サン・シモン主義者の科学万能主義・巨物崇拝と「文明化された野蛮人」
  第4節 健全な国家と補完性原則
  第5節 ベヴァリッジ・プランか「プロレタリアの向上」か
  第6節 「第三の道」の経済政策
  第7節 戦時経済から平時経済への移行の筋道
  第8節 『ヒューマニズムの経済学』への反響
第12章 国際経済秩序の崩壊と再生への道
  第1節 ヒューマンな経済社会と国際経済秩序
  第2節 衝立に投影される国際関係
  第3節 「持たざる国」の「国際的社会正義」
  第4節 人口問題
  第5節 国際経済競争へのイギリスの不安
  第6節 アメリカの責任とニューディール政策
  第7節 新しい国際経済秩序
第13章 ドイツにおける秩序経済学の誕生と戦後経済復興構想
  第1節 フライブルク学派
  第2節 オイケンと秩序経済学の形成
  第3節 オイケンの『国民経済学の基礎』と「第三の道」
  第4節 ベッケラート研究会と戦後経済復興構想
  第5節 秩序経済学と国家干渉
第14章 レプケとドイツ連邦共和国政治・経済体制の建設
  第1節 帰国しなかったレプケと社会的市場経済の父レプケ
  第2節 大プロイセン主義から分権的政治休制への道筋
  第3節 社会的市場経済と通貨・経済改革に対するレプケの診断
  第4節 「社会的」の意味について
終章 レプケの社会経済思想の今日的意味