クラーク/[著] -- クラーク,D.P. -- 丸善 -- 2007.12 -- 464.1

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県図一般 書庫A6層 464.1/ク007 0114279391 一般図書   在架

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資料詳細

タイトル クラーク分子生物学
書名カナ クラーク ブンシ セイブツガク
著者 クラーク /[著], 田沼 靖一 /監訳, 秋本 和憲 /[ほか]訳  
著者カナ クラーク,D.P.
出版地 東京
出版者 丸善
出版者カナ マルゼン
出版年 2007.12
ページ数 18,824p
大きさ 26cm
一般件名 分子生物学
内容紹介 分子生物学の基本概念から臨床応用までを網羅した、生命の本質を理解できる教科書。生命の営みについて、分子レベル=遺伝子およびタンパク質の視点から明快に記述。カラー概要図を多用し、概念等を理解しやすいように工夫。
NDC分類(9版) 464.1
ISBN 4-621-07918-8
ISBN13桁 978-4-621-07918-8
定価 ¥9800

目次

1章 遺伝学の基礎
  古典遺伝学の父グレゴール・メンデル
  遺伝子は生化学的経路のそれぞれの段階を決めている
  突然変異は遺伝子の変化によって起こる
  表現型と遺伝子型
  遺伝子は細くて長い染色体上に存在する
  生物は種ごとに異なる数の染色体をもっている
  優性と劣性の対立遺伝子
  部分優性,共優性,遺伝的浸透度,変更遺伝子
  両親に由来する遺伝子は有性生殖で混合される
2章 細胞と生物
  生命とは何か?
  生物は細胞からなる
  細胞に必須な性質
  原核細胞は核をもたない
  真正細菌と古細菌とは遺伝的に異なる
  細菌は細胞機能の基礎研究に用いられてきた
  大腸菌はモデル細菌である
  細菌は自然界においてどこに生息しているか?
  細菌の中には感染症を引き起こすものもいるが,ほとんどは有用である
3章 DNA,RNA,タンパク質
  核酸分子が遺伝情報を運ぶ
  核酸の化学構造
  DNAおよびRNAはそれぞれ四つの塩基をもつ
  ヌクレオシドは塩基に糖が付加したものであり,ヌクレオチドはヌクレオシドにリン酸基が付加したものである
  二本鎖DNAは二重らせんを形成する
  塩基対は水素緒合によって形成される
  相補鎖が遺伝の秘密を明かす
  染色体の組成
  セントラルドグマ-遺伝情報の流れ
4章 遺伝子,ゲノム,DNA
  遺伝物質としてのDNAの歴史
  どのくらいの遺伝情報が生命を維持するために必要なのだろうか?
  非コードDNA
  コードDNAが非コードDNAの中に存在することがある
  反復配列は高等生物DNAの特徴である
  サテライトDNAは縦列反復配列をした非コードDNAである
  ミニサテライト配列とVNTR
  利己的DNAとジャンクDNAの起源
  パリンドローム,逆方向反復配列,ステムループ構造
5章 細胞分裂とDNA複製
  細胞分裂と生殖は必ずしも同一ではない
  DNA複製は複製フォークで起こる2段階過程である
  超らせん化によって複製に問題が生じる
  DNA鎖の解離がDNA合成に先立つ
  DNAポリメラーゼの性質
  ヌクレオチドの連結反応
  DNA合成のために必要な前駆体の供給
  DNAポリメラーゼがDNA鎖を伸長する
  完全な複製フォークは複雑である
6章 遺伝子の転写
  遺伝子はRNAをつくることによって発現する
  染色体の短い断片がメッセージに変換される
  言葉:シストロン,コード配列,オープンリーディングフレーム
  遺伝子のはじめはどのように認識されるか
  メツセージの作成
  RNAポリメラーゼはどこで止まるべきかを知っている
  細胞はどのようにしてどの遺伝子が発現されるべきかを知るのか?
  何が転写(活性化)因子を活性化するか?
  リプレッサーによって負の制御が実行される
7章 タンパク質の構造と機能
  タンパク質はアミノ酸からつくられる
  ポリペプチド鎖の構成
  20種類のアミノ酸が生物のポリペブチドを構成する
  アミノ酸はアルファ炭素で不斉を示す
  タンパク質の構造は,一次,二次,三次,四次構造を反映する
  タンパク質の二次構造は水素結合に依存する
  タンパク質の三次構造
  いろいろな力がタンパク質の3D構造を維持する
  システインはジスルフィド結合をつくる
8章 タンパク質合成
  タンパク質は設計図どおりにつくられる
  タンパク質は遺伝子の産物である
  遺伝暗号の解読
  tRNAは平たいクローバー葉の二次構造をつくり,“L”字形の立体構造を形成する
  tRNAには修飾塩基が存在する
  いくつかのtRNAは複数のコドンを解読する
  tRNAはアミノ酸を受容する
  リボソーム:細胞の暗号解読マシーン
  三つの可能な読み枠が存在する
9章 原核生物における転写制御
  遺伝子発現制御によって生理的応答が確実に行われる
  転写レベルでの制御は複数の段階を含む
  原核生物におけるオルターナティブσ因子は異なる遺伝子群を認識する
  原核生物における熱ショックσ因子は温度によって制御される
  オルターナティブσ因子のカスケード反応は,枯草菌の胞子形成にみることができる
  抗σ因子によってσ因子が不活性化され,抗-抗σ因子によって再びσ因子が機能するようになる
  アクチベーターとリプレッサーは正および負の制御に関与する
  遺伝子発現制御におけるオペロン説
  タンパク質の中にはリプレッサーとしてもアクチベーターとしても働くものがある
10章 真核生物における転写制御
  真核生物における転写制御は原核生物に比べより複雑である
  タンパク質をコードする遺伝子に働く転写調節因子は特異的に制御する
  メディエーター複合体はRNAポリメラーゼに情報を伝達する
  エンハンサーとインシュレーター配列はDNAを機能的に分け隔てている
  マトリックス接触領域によってDNAのループ化が可能になる
  真核生物では転写が負に制御されることがある
  ヘテロクロマチンは真核生物においてDNAへの接近を難しくさせている
  真核生物においてDNAのメチル化が遺伝子発現を制御する
  遺伝子のサイレンシングはDNAのメチル化によって引き起こされる
11章 RNAレベルの制御
  RNAレベルでの制御機構
  タンパク質の結合がmRNA分解効率を調節する
  mRNAの中には翻訳前に分断されるものがある
  制御タンパク質の中には翻訳を抑制するものがある
  制御タンパク質の中には翻訳を活性化するものがある
  アンチセンスRNAは翻訳を制御する
  リボソームへの変化による翻訳制御
  RNA干渉
  RNA干渉の増幅と拡散
12章 RNAのプロセシング
  RNAは複数の経路で加工される
  コードRNAと非コードRNA
  rRNAとtRNAの加工
  真核生物のmRNAはキャップとテールをもつ
  キャップ構造の付加はmRNAの成熟過程における第一段階である
  ポリ(A)テールは真核生物のmRNAに付加される
  イントロンはスプライシングによってRNAから除かれる
  異なるクラスのイントロンは異なるスプライシング機構を示す
  選択的スプライシングは複数種のRNAを産生する
13章 突然変異
  突然変異はDNA塩基配列の変化である
  おもな突然変異の型
  塩基置換突然変異
  ミスセンス突然変異のさまざまな影響
  ナンセンス突然変異によって不完全長のポリペプチドが生成する
  欠失突然変異は短いタンパク質の生成やタンパク質の完全欠失を引き起こす
  挿入突然変異は一般に遺伝子の機能を妨害する
  フレームシフト突然変異は異常タンパク質を生成することがある
  DNA再配列には逆位,転座,重複がある
14章 組換えと修復
  組換えのあらまし
  相同的組換えの分子基盤
  鎖の侵入とカイ部位
  部位特異的組換え
  高等生物における組換え
  DNA修復のあらまし
  ミスマッチ修復系
  一般的な除去修復系
  特定塩基除去によるDNA修復
15章 可動性DNA
  遺伝子生物としての細胞内の遺伝因子
  大部分の可動性DNAは転移因子から構成される
  トランスポゾンの主要部分
  挿入配列-もっとも単純なトランスポゾン
  保存型転移による移動
  複雑型トランスポゾンは複製型転移により移動する
  複製型転移と保存型転移は類似している
  複合型トランスポゾン
  転移は宿主DNAを再編成する可能性がある
16章 プラスミド
  プラスミドはレプリコンである
  プラスミドの一般的性質
  プラスミドファミリーと不和合性
  プラスミドは線状あるいはRNAのこともある
  プラスミドDNAは二つの方法のどちらかで複製する
  アンチセンスRNAによるコピー数の調節
  プラスミド耽溺と宿主致死機能
  プラスミドの多くが宿主細胞を助けている
  抗生物質耐性プラスミド
17章 ウイルス
  ウイルスは遺伝情報をもった感染性粒子である
  ウイルスの生活環
  細菌に感染するウイルス:バクテリオファージ
  挿入による溶原化(潜伏化)
  ウイルスの多様性
  細菌の一本鎖小DNAウイルス
  細菌の二本鎖DNAウイルス
  高等生物のDNAウイルス
  RNAウイルスはわずかな遺伝子しかもっていない
18章 細菌の遺伝学
  生殖と遺伝子の伝達
  外来DNAの取込み後の運命
  形質転換は裸のDNAによる遺伝子伝達である
  形質転換はDNAが遺伝物質であることの証拠である
  自然界における形質転換
  形質導入-ウイルスによる遺伝子伝達
  普遍形質導入
  特殊形質導入
  細菌間のプラスミドの伝達
19章 下等真核生物の多様性
  真核生物の起源は共生である
  ミトコンドリアと葉緑体のゲノム
  一次共生と二次共生
  マラリア原虫は本当に植物か?
  共生:寄生vs.相利共生
  キラーゾウリムシの細胞内共生細菌
  ブフネラは細胞小器官か,それとも共生細菌か?
  繊毛虫は2種類の核をもつ
  トリパノソーマ類は免疫系の裏をかくために表在タンパク質を変える
20章 分子進化
  始まり-地球の創成
  初期の大気
  生命の起源に関するオパーリンの理論
  ミラーの実験
  巨大分子を得るための単量体の重合
  無作為プロテノイドの酵素活性
  情報巨大分子の起源
  リボザイムとRNAワールド
  最初の細胞
21章 核酸:単離・精製・検出・ハイブリダイゼーション
  DNAの単離
  DNAの精製
  目的としないRNAの除去
  DNAのゲル電気泳動法
  パルスフィールドゲル電気泳動法
  変性濃度勾配ゲル電気泳動法
  DNAの化学合成
  完全な遺伝子の化学合成
  ペプチド核酸
22章 組換えDNA技術
  概説
  核酸分解酵素
  DNAの制限と修飾
  制限酵素によるDNAの認識
  制限酵素の命名法
  制限酵素によるDNAの切断
  DNAリガーゼによるDNA断片の連結
  制限酵素地図の作成
  制限断片長多型
23章 ポリメラーゼ連鎖反(PCR)
  PCRの原理
  PCRのサイクル
  縮重プライマー
  逆PCR
  制限酵素部位の導入
  PCR産物のTAクローニング
  多型DNAのランダム増幅(RAPD)
  逆転写PCR
  ディファレンシャルディスプレイ
24章 ゲノミクスとDNA塩基配列
  ゲノミクス概論
  DNA塩基配列決定法-一般原理
  チェインターミネーター法によるDNA塩基配列決定法
  DNA塩基配列決定に用いられるDNAポリメラーゼ
  塩基配列決定に用いる鋳型DNAの調製
  プライマーウォーキング法
  全自動化塩基配列決定法
  DNAチップ技術の出現
  オリゴヌクレオチドアレイ
25章 遺伝子発現の解析
  概説
  遺伝子発現を解析するということ
  レポーター遺伝子を用いた遺伝子発現解析
  活性測定が容易な酵素のレポーター遺伝子
  ルシフェラーゼの発光によるレポーター遺伝子解析系
  レポーターとしての緑色蛍光タンパク質
  融合遺伝子
  遺伝子の上流領域の欠失変異による解析
  遺伝子の上流領域のタンパク質結合部位の決定法
26章 プロテオミクス:タンパク質の大規模解析
  プロテオミクスとは
  タンパク質のゲル電気泳動法
  タンパク質の二次元電気泳動法
  タンパク質のウェスタンブロッティング
  タンパク質同定のための質量分析法
  タンパク質タグ化システム
  融合タグとして用いる全長タンパク質
  自己切断インテインタグ
  ファージディスプレイ法による選択