原 淳一郎/著 -- ハラ,ジュンイチロウ -- 思文閣出版 -- 2007.9 -- 387

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 書庫A2層 387/ハ007 0114272750 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 近世寺社参詣の研究
書名カナ キンセイ ジシャ サンケイ ノ ケンキュウ
著者 原 淳一郎 /著  
著者カナ ハラ,ジュンイチロウ
出版地 京都
出版者 思文閣出版
出版者カナ シブンカク シュッパン
出版年 2007.9
ページ数 5,392,11p
大きさ 22cm
一般件名 参詣
内容紹介 寺社側、参詣者側それぞれから寺社参詣興隆の要因を考察。なぜ参詣という行動をとるのか、近世社会に内在する要因を追究し、文化史において論じられてきた近世における「文化の大衆化」について寺社参詣史の立場から再考する。
NDC分類(9版) 387
ISBN 4-7842-1363-4
ISBN13桁 978-4-7842-1363-4
定価 ¥6300

目次

序章
  第一節 戦後宗教史の流れと近世寺社参詣史
  第二節 寺社参詣史の定義
  第三節 問題意識と研究視角
  第四節 本書の構成
第一章 近世寺社参詣における御師の役割
  第一節 宗教の社会的機能
  第二節 江戸における檀廻
  第三節 御師側の檀家認識
  第四節 御師の檀家保有形態
  第五節 檀家側の御師認識
  第六節 都市型参詣における御師の役割
第二章 参詣と巡礼
  第一節 参詣の目的別分類
  第二節 参詣時期
  第三節 参詣経路
  第四節 坂東巡礼者の参詣経路
第三章 相模大山への参詣意識と書物に描かれた世界
  第一節 相模大山の参詣習俗
  第二節 江戸の大山参詣者像と大山講
  第三節 現世利益の変容-開運守護と祖霊信仰
  第四節 相模大山への畏怖と魅惑
  第五節 文芸作品に描かれる参詣者像
  第六節 山岳信仰における自己解放の論理
第四章 寺社参詣の大衆化-名所の複合化の成立
  第一節 文芸作品にみえる主要参詣路と精進落とし
  第二節 十七世紀後半の大山と江ノ島
  第三節 柏尾通り一件と江ノ島遊覧
  第四節 四ツ谷茶屋をめぐる争論
  第五節 大山参詣者の参詣行動の歴史的変遷
第五章 文人層の参詣世界の大衆化
  第一節 江ノ島への距離認識と女性の参詣
  第二節 名所認識と参詣者の関心
  第三節 行楽地的特性の歴史的変遷
  第四節 庶民参詣層による文人層世界の享受
第六章 鎌倉の再発見と歴史認識・懐古主義
  第一節 近世の歴史意識と鎌倉
  第二節 都市知識人の参詣意識と行動
  第三節 村落内上位層における参詣行動
  第四節 名所の形成と参詣者の対応
  第五節 寺社参詣と歴史意識
第七章 成田山新勝寺の経営と宣伝活動
  第一節 成田山の宣伝基盤の確立と経営状況
  第二節 成田山の宣伝活動
  第三節 成田山新勝寺と成田村
  第四節 神仏分離の質的差異の内在的要因
第八章 淡島信仰にみる都市の医療と信仰
  第一節 江戸における庶民信仰と現世利益
  第二節 北沢淡島明神社の流行
  第三節 夢想の灸点と「流行神」現象
  第四節 北沢淡島信仰の拡大と参詣圏
  第五節 江戸における淡島信仰と針供養
  第六節 寺社と参詣者の相互規定性
第九章 伝承成立の歴史的考察と御師
  第一節 「片参り」忌避伝承
  第二節 セット化成立の背景と参詣者意識
  第三節 社会・経済的影響と富士・大山参詣の動向
  第四節 「片参り」伝承の成立と宗教者の介在
終論
  第一節 行動文化論の再検討
  第二節 近世寺社参詣の位置