関口 安義/著 -- セキグチ,ヤスヨシ -- 新日本出版社 -- 2007.6 -- 910.268

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県図一般 書庫A1層 910.2/ア007 0114279839 一般図書   在架

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資料詳細

タイトル 世界文学としての芥川龍之介
書名カナ セカイ ブンガク ト シテ ノ アクタガワ リュウノスケ
著者 関口 安義 /著  
著者カナ セキグチ,ヤスヨシ
出版地 東京
出版者 新日本出版社
出版者カナ シンニホン シュッパンシャ
出版年 2007.6
ページ数 240,14p
大きさ 20cm
内容紹介 中国・韓国・アメリカなど世界各国で再発見される芥川龍之介。芥川文学の何が世界の人々の関心を引きつけるのか…。「地獄変」「馬の脚」など、テクストの新しい“読み”で人間の矛盾と不条理を解きあかす。
NDC分類(9版) 910.268
ISBN 4-406-05047-0
ISBN13桁 978-4-406-05047-0
定価 ¥2000

目次

序章 二十一世紀の芥川研究
  内外で注目される芥川文学
  ペンギン古典叢書に登場した芥川
  中国における芥川研究
  韓国における芥川研究
第Ⅰ章 なぜ、木曾義仲か-「義仲論」
  一 河合榮治郎の「項羽論」
  二 「項羽論」への挑戦
  三 歴史と漢文の力
  四 「野性の児」へのあこがれ
第Ⅱ章 近代的人間の模索-「忠義」
  一 草稿「主従」と典拠
  二 神経衰弱
  三 二人の家老
  四 孤独と寂寥
第Ⅲ章 「寂しさ」への問い-「或日の大石内蔵之助」
  一 忠臣蔵への関心
  二 大石最後の一日
  三 芥川の新解釈
  四 寂しさの内実
第Ⅳ章 自己確立のドラマ-「戯作三昧」
  一 馬琴像に託すもの
  二 虚構の中での自己表現
  三 新進作家芥川への風当たり
  四 自己確立の闘い
第Ⅴ章 人生のしたたかな眼-「首が落ちた話」
  一 何小二の受難
  二 反戦の叫び
  三 みじめな生存
  四 人間の悪魔性、不条理な世界
第Ⅵ章 芸術と人生-「地獄変」
  一 「地獄変」への道
  二 超人大殿と天才絵師
  三 芸術と人生
  四 良秀の闘い
第Ⅶ章 自由への遁走-「馬の脚」
  一 空想劇
  二 理性の超克
  三 変身譚と典拠
  四 <馬の脚>とは何か
第Ⅷ章 芥川の中国旅行記-『支那游記』
  一 新世紀中国における芥川
  二 構成と「自序」
  三 上海の印象
  四 三文人との会見
  五 現代中国批判
  六 長沙、および北京の印象