依岡 隆児/著 -- ヨリオカ,リュウジ -- 鳥影社・ロゴス企画 -- 2007.4 -- 940.278

※所蔵欄の「帯出区分」が「貸出禁止」のものや、「状態」が「在架」のものは予約できません。

※奄美図書館からの取り寄せは、システムの関係上、来館しての手続きが必要です。

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 書庫A1層 940.2/ク007 0114423254 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル ギュンター・グラスの世界
書名カナ ギュンター グラス ノ セカイ
副書名 その内省的な語りを中心に
著者 依岡 隆児 /著  
著者カナ ヨリオカ,リュウジ
出版地 諏訪
出版者 鳥影社・ロゴス企画
出版者カナ チョウエイシャ ロゴス キカク
出版年 2007.4
ページ数 302p
大きさ 22cm
内容紹介 常に実験的方法に挑み、政治と社会から関心を失わなかったノーベル賞受賞作家グラス。彼の小説の内省的語りの構造を「媒体」という視点と絡めて考察。特に小説を中心に、伝記的要素も踏まえて論じる。
NDC分類(9版) 940.278
ISBN 4-86265-065-8
ISBN13桁 978-4-86265-065-8
定価 ¥2800

目次

第1章 ギュンター・グラスの語りとその背景
  1-1 ギュンター・グラスの語り
  1-2 グラス略伝-「懐疑」と「喪失」の作家
第2章 過去の内省と現実認識-ダンツィヒ三部作
  2-1 ブリキの太鼓-語りの転調と内省的な現実認識
  2-2 『犬の年』-「なにものも純粋ではない」
第3章 複合的形式の実験とグローバル意識-一九六〇年代から七〇年代
  3-1 『かたつむりの日記から』-「かたつむり」の歩みと複合的形式
  3-2 グラスとアジア、日本
  3-3 『頭脳の出産 ドイツ人が死滅する』-そのヨーロッパ的表象の限界をめぐって
第4章 破局を前にした語り-一九八〇年代
  4-1 『女ねずみ』におけるメルヒェン-『ひらめ』との比較を通して
  4-2 保証された未来なしに-『女ねずみ』試論
第5章 自明性の喪失と重層的・多声的語り-一九九〇年以降
  5-1 鈴蛙の呼び声
  5-2 はてしなき荒野
  5-3 『蟹の横歩きで』-ポリフォニーな語り
第6章 グラスの内省的語りとその媒体性の考察
  6-1 グラスと「メディア」-『女ねずみ』をめぐって
  6-2 内省的語りにおける「展望」