浦野 紘平/共編 -- ウラノ,コウヘイ -- オーム社 -- 2007.3 -- 519.8

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 書庫A5層 519.8/ウ007 0114143456 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 生態環境リスクマネジメントの基礎
書名カナ セイタイ カンキョウ リスク マネジメント ノ キソ
副書名 生態系をなぜ、どうやって守るのか
著者 浦野 紘平 /共編, 松田 裕之 /共編  
著者カナ ウラノ,コウヘイ
出版地 東京
出版者 オーム社
出版者カナ オームシャ
出版年 2007.3
ページ数 10,209p
大きさ 21cm
一般件名 自然保護 , 生物多様性
内容紹介 文部科学省21世紀COEプログラム「生物・生態環境リスク管理」の成果をもとに、生態系保全・地域の自然環境保全に関わるリスクマネジメントの基本的な考え方を、生物学・化学・社会学等の複合的視点から系統的に解説する。
NDC分類(9版) 519.8
ISBN 4-274-20377-0
ISBN13桁 978-4-274-20377-0
定価 ¥2500

目次

第1章 なぜ生態系を守るのか
  1.1 生態系とは何か
  1.2 人間が生態系から得ているもの
  1.3 人間は生態系をどのように改変してきたか
  1.4 「生物多様性」という考え方
  1.5 日本の取組み:新・生物多様性国家戦略
第2章 環境リスクの予防的管理
  2.1 環境リスクと生態環境リスクマネジメントの必要性
  2.2 生態環境リスクの予防的管理の背景と方法
  2.3 予防的管理の必然性
第3章 従来の生態系保全の考え方とリスクマネジメントの必要性
  3.1 魚を半分にまで減らす漁業は,ほんとうに良いのか?
  3.2 従来の管理手法と不確実性を考慮した順応的管理との比較
  3.3 ひと通りの未来は描けない(ニホンジカ保護管理計画)
  3.4 1年だけの調査ではわからない(環境影響評価法)
  3.5 数式の説明
第4章 リスクマネジメントの基本手順
  4.1 全体像
  4.2 利害関係者と科学委員会の組織
  4.3 リスクマネジメントの必要性を確かめる
  4.4 実行可能なリスクマネジメント計画を立てる
  4.5 リスクマネジメントを合意し,実行する
  4.6 科学者の役割
第5章 レッドデータブックと環境影響評価
  5.1 世界と日本のレッドデータブック基準
  5.2 ミナミマグロは絶滅するか
  5.3 環境影響評価の手続きと保全措置の考え方
  5.4 愛知万博と中池見LNG備蓄基地の環境影響評価例
第6章 自然公園の保護と利用
  6.1 「自然公園」とは何か
  6.2 困難な課題である「保護と利用」の調和
  6.3 「エコツーリズム」による保護と利用の調和可能性と課題
第7章 自然再生事業とリスクマネジメント
  7.1 自然は復元できるか(自然再生事業の考え方)
  7.2 生態系的取組みの推進
  7.3 生態系を支える土壌の構成と形成
  7.4 土壌汚染と自然再生
  7.5 流域単位で再生を図る
第8章 化学物質の生態リスク評価
  8.1 生態系保全と化学物質管理
  8.2 生態リスク評価のエンドポイントの階層性
  8.3 生態リスクの評価手法
  8.4 東京湾のカワウに対するダイオキシン類汚染のリスク評価事例
第9章 外来生物リスクの評価と管理
  9.1 外来生物が侵入すると何が起きるのか
  9.2 外来生物の定義
  9.3 環境汚染問題との違い
  9.4 現状と将来
  9.5 リスク評価
  9.6 根絶と被害軽減対策
  9.7 社会的なリスク管理
  9.8 リスクの評価と管理のための情報の蓄積
  9.9 これから必要な研究
第10章 野生動物リスクの評価・管理事例
  10.1 野生動物の保護と獣害
  10.2 増えすぎたシカ:個体数調整による管理
  10.3 猿害リスクの評価:景観レベルの管理
第11章 水産資源管理の理論と事例
  11.1 水産資源と日本
  11.2 水産資源管理論の歴史
  11.3 水産資源管理と制度
  11.4 リスク論の水産資源管理への応用例:資源保護区の順応的設置
  11.5 リスク論の海域生態系管理への応用例:知床世界自然遺産
第12章 複雑系としてのリスクの評価事例
  12.1 複雑系の視点による生態系リスク
  12.2 熱帯泥炭湿地帯の荒廃リスク評価事例
  12.3 湖沼生態系の富栄養化リスク評価事例
  12.4 生態系の安定性とレジームシフトの数学的説明
第13章 合意形成と科学者の役割
  13.1 合意形成の前提
  13.2 リスクコミュニケーション
  13.3 科学者の役割
第14章 基本用語解説
  1 一般的なリスク評価に関する用語
  2 生態リスク評価に関する用語
  3 生態系リスク管理手法に関する用語